SailGPの新時代
2018-10-09 10:00:46
SailGPが提案する新たなヨットレースの時代が始まる!
SailGPが描く新たなヨットレースの未来
2018年10月3日、ロンドンにて発表された「SailGP」は、セーリングの新たな地平を切り開く画期的なグローバルレースリーグです。このリーグは、最新技術を駆使したF50カタマランを使用し、世界各国から選ばれた6つのナショナルチームが参加して、計5つの大会で競い合います。
SailGPの概要
SailGPは、スピードと技術の融合に焦点を当てた新しいヨットレース形式。使われるF50カタマランは、時速約100キロに達する性能を持ち、各国のトップクルーが競い合うことが期待されています。発表時には、SailGPのCEOであるサー・ラッセル・クーツや創業者ラリー・エリソンが、競技がどのように展開されるのかを紹介しました。
最初のシーズンは、オーストラリア、中国、フランス、イギリス、日本、アメリカの6カ国が参加し、各チームは5名から構成されています。全てのチームは同型のボートを使用することで、技術的な競争ではなく、選手たちの腕前を試す舞台が整えられています。
ハイレベルな競技とチャンス
エリソン氏は「SailGPはセーリングの革命」とし、各国のチーム間で繰り広げられる白熱した戦いを予告しています。大会は、週末に行われる2日間にわたって行われ、初日は全チームによるフリートレース、最終日はトップ2チームによるマッチレースで結果が決まります。優勝したチームには、100万ドルの賞金が授与される豪華な競技形式です。
また、SailGPは新しい世代の才能ある選手に機会をもたらすことも目指しています。国際セーリング連盟(World Sailing)の承認を得たこのリーグは、参加者にとっても特別な経験となることでしょう。
技術とエンターテインメント
SailGPは視聴率やファン層の拡大も視野に入れており、現代技術を駆使した放送プランも整えられています。ITVのベン・シェパードが司会を務めるローンチイベントでは、さまざまなメディアテクノロジーを使用した演出が行われ、世界各地の観客にその魅力を伝えることが試みられました。
また、年々増加する観客の期待に応えるため、スポンサーにはルイヴィトンやオラクル、ランドローバーといった名だたる企業も名を連ねています。これにより、SailGPは商業的な成功を収め、フランチャイズモデルへの成長も視野に入れています。
地元チームの紹介
発表イベントでは、英国チームのメンバーが紹介され、オリンピックメダリストたちがその顔ぶれに名を連ねています。世界チャンピオンのディラン・フレッチャー選手を筆頭に、才能ある選手たちがチームとして力を合わせ、最高のパフォーマンスを目指します。
ディラン・フレッチャーは、「このリーグは、世界最速のカタマランを使用して自分たちの限界に挑戦する素晴らしい機会です。新しい挑戦に参加できることを嬉しく思います。」とコメントし、全選手が意気込みを語りました。
まとめ
SailGPは、セーリングの未来を変える可能性を秘めた新たなリーグです。ハイレベルな競技と革新的な技術が織りなすこの舞台で、各国の選手たちがどのような戦いを見せてくれるのか、今後の展開に注目が集まります。すでにSailGPはロンドンのタワーブリッジでの特別イベントなどで多くの話題を呼んでおり、スタート前から高い期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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F50 League LLC
- 住所
- 191 Wood Lane, London W12 7PF (temporary office – permanent office to open Nov 1)
- 電話番号
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