マクニカとリラタの提携
2026-06-29 10:08:45

マクニカとリラタ社がCO2削減技術で業務提携を発表

マクニカとリラタ社、CO2削減技術の導入へ



株式会社マクニカが、カナダのLyrata Inc.(リラタ社)と覚書(MOU)を締結し、環境負荷が少ない生物由来の再利用可能な栽培培地『SmartSoil(スマートソイル)』の日本国内への導入を進めることを発表しました。この取り組みには、マクニカのフード・アグリテックに特化したイノベーション拠点である『Food Agri Tech Incubation Base(FIB)』が重要な役割を果たします。

持続可能な農業への挑戦


近年、気候変動や農業就業人口の減少、食料供給に関する社会的な課題が顕在化しています。そこで注目されているのが、環境制御型農業です。この農業スタイルでは、水耕栽培や土壌を必要としない栽培方法が主流となっていますが、従来の培地はCO2を多く排出する問題がありました。

日本政府は2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指し、より厳しい排出量規制が施行される見込みです。この背景から、農業界でも環境負荷の低減が強く求められるようになりました。

SmartSoilの効果


リラタ社が開発した『SmartSoil』は、エンジニアリングと植物科学の最前線を駆使した再利用可能な栽培媒体で、その技術力が高く評価されています。実際、この培地は水分保持機能や根の支えとなる構造を工業的に再現しており、植物との化学反応も考慮されています。その結果、従来の培地と比べ、ライフサイクル全体でのCO2排出を最大で65倍も削減できる可能性を秘めています。

更に、『SmartSoil』は複数回の再利用が可能で、最大で10回の活用が期待されており、これが栽培コストの大幅な削減に繋がります。また、今後の開発には植物の免疫を強化する天然由来の分子を活用することで、害虫や病気の対策を講じ、さらなる成長促進が見込まれています。

MOU締結の意義


今回のMOU締結により、マクニカはFIBで『SmartSoil』の導入を進め、生成AIや各種センサーを活用したデータプラットフォームを築きます。これによって、従来の栽培媒介と比較した成長性や運用性の検証が行われ、さらに得られた知見はリラタ社と共有され、技術の改良へと繋がります。

このようにして、環境制御型農業での環境負荷低減と生産効率の維持・向上を目指します。これにより、持続可能な食料供給システムの確立に大きく寄与することになるでしょう。

マクニカのビジョン


マクニカは『持続可能な地球環境を創る』を企業の重要課題として掲げています。今後も次世代植物工場向けサービスの開発を推進し、企業との連携を強化しながら、環境制御型農業の実現を目指します。これにより、持続可能な食糧基盤の構築への貢献を果たしていく所存です。

この新たな取り組みは、持続可能な農業の未来に向けた一歩であり、業界全体の動向にも積極的な影響を与えることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社マクニカ
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