ASEANメコン地域から欧州への鉄道輸送が今後の選択肢となる理由

2024年の10月25日（金）16:00から17:10に、国際物流関係者必見の無料オンラインセミナーが開催されます。主催は株式会社シーアールイーで、テーマは「ASEANメコン地域から欧州への鉄道一貫輸送サービスの取り組み」となっています。このセミナーでは、国際物流における新しい解決策や戦略について詳しく探っていきます。

セミナーの背景

近年、アジアから欧州への物流需要が急増していますが、従来の海上輸送ルートには多くの課題が伴っています。紅海周辺の政治的な不安定さやスエズ運河の通航リスクなどにより、アフリカを経由する迂回ルートが必要とされる状況が続いています。これが原因で、輸送の日数が延び、さらにはコストも高騰しています。

このような環境において、ASEANのメコン地域から欧州に向けての鉄道輸送が、物流業界の新たな選択肢として浮上しています。具体的には、中国・ベトナム間を結ぶ「中越班列」、中国・ラオス間を結ぶ「中老班列」、さらに中国と欧州を結ぶ「中欧班列」を利用した鉄道輸送が挙げられます。これらのサービスは、環境に配慮した輸送手段としての可能性を秘めています。

セミナー内容

本セミナーは、3部構成で行われます。まず、第1部では、郵船ロジスティクス株式会社から、ASEANと欧州を結ぶ食と環境に配慮した鉄道輸送の可能性について詳細に説明が行われます。続いて、第2部では、中国・ラオス鉄道サービスの概要が紹介されます。これにより、参加者は実際の鉄道輸送の仕組や流れを理解できるでしょう。

最後に、第3部ではパネルディスカッションが行われます。モデレーターとしてSCMソリューションデザインの魚住氏が参加し、専門家たちによる意見交換が予定されています。主に日系企業への鉄道輸送の活用方法や今後の展望が議論されるため、参加者は具体的なビジネスの参考にすることができるでしょう。

参加方法と申込情報

このセミナーはオンライン（Zoom）で行われ、参加費は無料です。ただし、定員は100名に限られているため、参加希望者は早めの申し込みが推奨されます。申込は2024年10月24日（木）18時まで受け付けられています。

詳しい情報や申込については、こちらのリンクをご覧ください。

講師のプロフィール

本セミナーには、国際物流業界で活躍する専門家たちが講師として参加します。郵船ロジスティクス株式会社の樺澤卓也氏や、Yusen Logisticsの鈴村崇氏、宮本恭孝氏などが、その豊富な経験を基に、実践的な知識を提供してくれます。これにより、参加者は最新の物流事情や運用ノウハウを得る貴重な機会となるでしょう。

物流業界は今、大きな変革を迎えています。ASEANメコン地域から欧州への鉄道輸送が新たな物流の柱となる可能性がある中で、是非この機会を逃さず、参画してみてはいかがでしょうか。情報を共有し、国際物流の未来について考える貴重な時間を持ちましょう！