KPMGコンサルティングが新たにクラウド支援サービスを開始、DX促進に寄与

KPMGコンサルティングが強化する新しいクラウド支援サービス

KPMGコンサルティング株式会社は、企業のクラウド活用を全社的に推進するためのCCoE（クラウド・センター・オブ・エクセレンス）支援サービスを開始しました。これにより、クラウド戦略の策定から運営までを一貫してサポートします。

近年、クラウドサービスは企業のIT戦略において必須の基盤として認識されています。KPMGが発表した『グローバルテクノロジーレポート2024』によれば、企業の86%がXaaS（Everything as a Service）に今後より多く投資する意向を示しており、クラウドの利便性やコスト削減に大きな期待が寄せられています。しかし、多くの企業はクラウドの導入にさまざまな課題を抱えています。人材不足やテクノロジーへの追従の遅れ、ガバナンスの欠如がその一部です。

特にコスト面では、クラウド導入後にもかかわらず最適化が進まず、むしろ運用コストが増加してしまうケースも少なくありません。こうした課題に対処するため、CCoEという組織がますます注目されています。CCoEは戦略策定、ガバナンス、標準化、コスト管理、そして人材育成など、幅広い役割を果たし、企業のDXを加速させる役割を担っています。

KPMGコンサルティングは、これまでも各社のCCoEに関する課題解決のためのサポートを行ってきましたが、今般てこの新たな支援サービスを強化し、クラウド戦略の立案からCCoEの立ち上げ、自律運営体制の構築までをワンストップで提供することになりました。

本サービスの提供内容

1. クラウド戦略と要望の整理
まず、企業のクラウド戦略とニーズを整理します。インタビューや既存資料をもとに、CCoE体制の方向性を提案し、要望を分析して優先順位をつけます。

2. CCoE体制の立案
KPMGの専門知識を活かし、CCoE体制の初案を提案。実際の状況に基づいて体制案を修正し、チームメンバーの選考や動機付けを促すワークショップを開催します。

3. CCoE体制の試行と標準化アセットの作成
チームメンバーと共に選んだプロジェクトに対して試行プランと評価指標を策定し、標準化アセットを作成します。人材モデルや業務プロセスの概要も定義します。

4. CCoEの本格展開へ向けたロードマップ作成
差し迫ったCCoEの本格展開のため、実行に向けた提言をまとめ、主要施策を優先順位付けして、見える形でロードマップを設計します。

5. CCoEの運営体制支援
最後に、制定したロードマップに沿ってCCoEが自律的に運営できるよう支援します。運営フェーズにおける活動を伴走し、持続的なクラウド活用を促進する優れた基盤を構築します。

KPMGコンサルティングのご紹介

KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、事業変革やデジタルトランスフォーメーション支援で評判です。金融、製造、自動車、製薬、エネルギーなど多様な業界に対して専門的なコンサルティングを提供し、クライアントのニーズに応えるための手助けを行っています。

KPMGが提供するこの新しいCCoE支援サービスは、企業のクラウド活用を推進し、デジタルトランスフォーメーションを促進するための重要なステップと言えるでしょう。

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