東京都しごと財団における個人情報漏えい事故発生 - 56名の個人情報が誤って企業へ送信される

東京都しごと財団で個人情報漏えい事故発生 - 56名の情報が誤って企業に送信



東京都しごと財団は、同財団が運営する「シニア中小企業サポート人材プログラム」において、受講者56名の個人情報が誤って企業に送信されたことを発表しました。

このプログラムは、再就職を目指すシニア層に対して、企業への人材情報の提供や面接につなげる支援を行うものです。しかし、財団職員が、本来は匿名加工が施されるべき人材情報を、個人情報がそのまま記載された状態で488社にメール送信してしまったことが判明しました。

漏えいした個人情報には、氏名、年齢、性別、希望職種、希望条件、職歴、資格、自己PR、最寄駅などが含まれていました。

事故発生は7月3日(水)午後5時26分。財団職員は、誤送信に気づいた後、同日午後5時49分にすべての宛先にメール削除依頼を送り、個別に電話やメールで謝罪と削除依頼を行いました。

現在までに、二次被害などの報告はないとのことです。

財団は、今回の事故を受け、個人情報の適切な取り扱いとメール送信内容のダブルチェックの徹底を改めて強化するとともに、産業労働局に対して委託業務を含めた個人情報の適切な管理について注意喚起を行いました。

関係者への対応として、受講者56名全員に対して、状況の説明と謝罪を実施。企業に対しても、個別に連絡し、謝罪と情報漏えいの詳細説明を行っています。

今回の事故は、個人情報保護の重要性を改めて認識させるものであり、財団は、再発防止に全力を尽くしていくとしています。

再発防止に向けた取り組み



財団は、今回の事故を教訓とし、以下の再発防止策を講じています。

個人情報に関する教育の強化
メール送信時のダブルチェック体制の構築
個人情報管理システムの強化

個人情報の保護について



個人情報は、私たちの大切な財産です。個人情報保護の意識を高め、適切な取扱いを行うことが重要です。

個人情報の適切な取り扱いについて、以下の点に注意しましょう。

個人情報を含む書類を不用意に放置しない。
個人情報が記載されたメールを第三者に転送しない。
個人情報保護に関する法令や規則を遵守する。

個人情報の保護は、私たち一人ひとりの責任です。

まとめ



東京都しごと財団における個人情報漏えい事故は、再就職支援プログラムの運営における重大な問題です。財団は、関係者への謝罪と情報漏えいの詳細説明を行うとともに、再発防止に全力を尽くしていくとしています。

今回の事故を教訓とし、個人情報保護の意識を高め、適切な個人情報管理を行うことが重要です。

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