新たなビジネス研修「PREBO」で生成AI時代の人材育成を図る
東京都国立市に拠点を置くソラノマドプロジェクト株式会社は、若手社員や内定者を対象にした探究型研修プログラム「PREBO for Business」を発表しました。このプログラムでは、デジタルツールではなく、紙のプレゼンテーションボードを通じて考えを整理し、表現する力を育成します。
利便性がもたらす課題
近年、生成AIの普及により文書や資料の作成が簡便になりましたが、その裏で「自分で作った気になってしまう」という危険も指摘されています。新入社員研修においても、「AIがあれば資料は作れるが、自分の言葉で説明できない」や「ツールに依存して、自分で考える力が低下している」といった悩みが広がっています。そこで、「PREBO for Business」では、自分の手で考えを整理し、構築するプロセスを重要視します。
探究学習とビジネスの融合
このプログラムは、文部科学省の科研費で開発された探究学習教材をビジネス向けに改良したものです。受講者は、課題設定から情報収集、分析、提案に至る一連のプロセスを体験することで、自己学習能力や自発的な行動力を養います。学びながら、自分の考えに責任を持つ姿勢を育んでいきます。
プレゼンボードの活用
「PREBO for Business」では、参加者はB1サイズの紙製プレゼンボードを使用してプレゼンテーションを行います。この物理的な制約は、思考の構造化を促し、時間に融通が利かないデジタルツールでは得られない実感を伴う結果をもたらします。プレゼンボードの制作時、参加者は実際の手作業を通じて、作品に対する責任感を持つことになります。
チームで創る力を育成
本プログラムでは、個々が独自の役割を持ち、チーム内で相互にアイデアを共有し、ブラッシュアップするプロセスが重要視されています。オープンな作業空間での共同作業により、参加者は他者の視点を取り入れたり、リアルタイムでの対話を通じて自らの思考を深めていきます。これにより、個々の能力だけではなく、チーム全体としての協働力も高まります。
従来の研修との違い
従来のプレゼン研修は個人で行うスライド作成が中心でしたが、PREBOではチーム協働にフォーカスし思考過程を可視化することで、実践力を育成します。物理的な制約は、参加者に思考の全体像を俯瞰させる効果もあり、思考を構造化する助けとなります。
体験を通じて成長する研修内容
研修は、企業のニーズに応じてカスタマイズ可能な形式で、基本は3時間×5回の構成です。内容としては、アイスブレイキング、テーマ設定、文献調査、考察、そしてフィードバックが含まれています。最短2週間で研修を実施することも可能です。
利用者の声
参加者からは「自分の手で描くことで主体的な作業を導きやすかった」や「オープンな作業環境で情報共有がスムーズになり、チームメイトと共創できた」といった感想が寄せられています。これにより、参加者は実際に自分の考えをまとめる力を育むことができ、自己の成長を実感することができます。
まとめ
生成AIの時代に求められる人材は、ただ便利な道具に依存するのではなく、自ら考え、行動する力を持つ人です。「PREBO for Business」はそのための基盤を提供し、身体的な実感と共に自己の成長を促す力を育成します。ソラノマドプロジェクトの取り組みは、今後のビジネスシーンにおいてますます重要な存在になりそうです。