魔法の虫めがね
2021-06-24 10:10:02

AI搭載「魔法のような虫めがね」で絵本体験が変わる!

AI搭載「魔法のような虫めがね」が可能にする新しい体験



「魔法のような虫めがね」は、AIを搭載した革新的な情報機器です。このデバイスを使えば、絵本や図鑑にかざすだけで、その内容を音声や音楽で楽しむことができるのです。子どもたちが自らの好奇心を刺激しながら、楽しく学べるサポートを提供するこのデバイスは、教育に新たな風を吹き込む存在になりそうです。

プロトタイプの特長



このプロトタイプは、かざしたものを認識し、その内容に合わせた声や効果音、BGMを再生します。例えば、絵本の中のイラストを覗けば、関連する朗読音声が始まり、物体をかざすと、周囲の音や説明が流れてきます。また、子どもが興味を持った内容をデータとして記録し、親がスマートフォンで確認できる機能も搭載されています。これにより、親子間のコミュニケーションが深まる仕組みになっているのです。

プロトタイプ開発の際には、従来のデモ機から進化し、スマートフォンとの連携で小型化に成功しました。この技術革新により、利用者はより手軽に持ち運べるデバイスとして活用できるようになります。機器自体の価格も抑えられ、市販の絵本や図鑑をそのまま利用できるのが魅力です。

多様な活用シーン



「魔法のような虫めがね」は、自宅や幼稚園、保育園での学びに最適です。子どもが絵本や図鑑にかざすことで、言葉や物の認識を助け、学ぶ意欲を引き出すことができます。また、英語学習のためにも活用でき、教材にかざすことで英語音声が流れ、自然に刷り込まれることも期待できます。さらに、美術館や博物館では、作品に秘められた情報を知ることができる「発見の体験」を提供し、より深い理解を促します。

実証実験の実施



「魔法のような虫めがね」は、体験型のイベント「BabyTech TOUCH」において実証実験が行われます。このイベントは2021年6月26・27日、7月3・4日に開催され、参加は無料で予約不要。これにより、多くのユーザーが実際にデバイスを体験でき、使い勝手を実感することが可能です。

今後の展開



DNPは、社会におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流の中で、教師教育やサービスデザインの領域でも新たな価値を提供する方針です。このプロトタイプもその一環として開発されており、新しい読書体験を広げるための共創パートナーを募る予定です。今後、さまざまなイベントや実証を通じて市民への普及を目指し、「魔法のような虫めがね」の実用化が進むことでしょう。

この新たな技術が、どのように子どもたちの未来の学びを変えていくのか、その動向に注目が集まります。

会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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