ダイアローグ・ジャパンが受賞
2024-09-30 23:05:42

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが「SDGs岩佐賞」で平和と人権を称賛される

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区)は、平和と人権の分野において第5回「SDGs岩佐賞」を受賞しました。この賞は、公益財団法人岩佐教育文化財団が創設したもので、SDGsの達成に向けた取り組みを行っている団体や個人を表彰しています。応募数は646件に達し、ダイアローグ・ジャパン・ソサエティはその中で高い評価を受けたのです。

受賞の背景には、同法人が提供するソーシャルエンターテインメント・プログラムがあります。具体的には、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、「ダイアログ・イン・サイレンス」、そして「ダイアログ・ウィズ・タイム」の3つが、多様性理解を促進する活動として支持されました。

これらのプログラムは、参加者が障害者や高齢者と対等にコミュニケーションを楽しむ機会を提供しており、「対話の森」では様々な感覚を使っての体験が実現しています。特に、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、完全な暗闇の中で視覚障害者の案内の元、参加者が様々な状況を体験します。このプログラムは1999年の初開催以来、24万人以上の人々によって体験されてきました。

さらに、「ダイアログ・イン・サイレンス」では聴覚障害者がガイドを務め、言葉の壁を超えてコミュニケーションを図ります。そして、「ダイアログ・ウィズ・タイム」では世代間の交流が促進され、高齢者との対話を通じて互いに学びあう機会が設けられています。

志村季世恵代表理事は、受賞について「ダイバーシティを体感できる『対話の森』では、対等な出会いと対話を通じて人々をつなぎ、平和な社会の実現に向けた活動を続けています」と語ります。また、案内役を目指す人材の育成を強化し、障害者や高齢者の雇用機会創出も視野に入れています。

2025年には、戦後80年の節目に向け、「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク」を企画しており、その活動を通じて多様性を尊重し合う社会の形成に寄与したいと考えています。ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが提供するこれらのプログラムは、片方が当たり前から外れた人々が「だからこそできること」が存在することを体感できる場であり、平和と人権の大切さを訴えています。

私たちが求めるのは、見えない、聞こえない、年齢を重ねることがネガティブな要素ではなく、逆に新しい視点や理解をもたらすものだという認識の変革です。このような意識が広がることで、すべての人が対等に対話できる社会が実現することが期待されています。

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、過去25年間にわたってこのような社会の実現に向けて積極的に活動しており、今後もその取り組みを続けていく所存です。詳細は公式サイトで確認できます。


画像1

会社情報

会社名
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
住所
港区 海岸1-10-45アトレ竹芝シアター棟1階
電話番号
03-6231-1640

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。