ロベコが新CIOにAnton Eserを任命、戦略的成長に期待
ロベコが新CIOにAnton Eserを任命
ロベコは、2025年9月1日付でAnton Eserを新しい最高投資責任者(CIO)および執行委員会のメンバーに任命したことを発表しました。Eser氏は、2025年10月に退任予定のMark van der Kroftの後任です。これはロベコにとって、重要なリーダーシップの交代を意味します。
Anton Eser氏は、グローバルな金融市場で25年以上にわたる豊富な経験を持っています。彼はこれまで、リーガル・アンド・ジェネラル・インベストメント・マネジメント(LGIM)に13年間在籍しており、2016年にはCIOとして就任し、運用資産総額1.5兆米ドルを超える企業へとLGIMを成長させてきました。特に、インデックス運用、アクティブ債券、グローバル株式、マルチアセット・ソリューションに関する350名の運用チームを指揮し、全運用チームでのESG統合を推進してきた実績があります。また、「フューチャー・ワールド」ファンドシリーズの開発にも貢献しました。
さらに、2021年以降は急成長を遂げているフィンテック企業10XインベストメンツでCIOを務めていました。ここでは、南アフリカ市場を対象としたマルチアセット・ソリューションに特化しており、市場の変化に柔軟に対応する能力を培ってきました。Eser氏がエイゴンUKでの債券業務を始めた経歴を持つことも、彼の信頼性を高めています。2006年にLGIMに入社した際には、グローバル・クレジット事業を立ち上げ、2013年にはグローバル債券共同責任者に就任し、その後は多岐にわたる運用戦略を統括しました。
ロベコの最高経営責任者(CEO)であるKarin van Baardwijk氏は、「Anton Eserは、グローバル市場における豊富な経験と運用戦略を主導した実績を持ち、ロベコの戦略的目標にも合致した深い専門知識を築いています。彼には、ロベコの投資プラットフォームに新たな視点をもたらし、成長を推進する重要な役割を果たしてもらうことを期待しています。」と述べています。
一方、Mark van der Kroft氏は2000年からロベコでのキャリアを重ね、2020年からはCIOとして活躍してきました。Karin氏は、Mark氏の長年の卓越したリーダーシップとその貢献に感謝の意を示し、彼がロベコの運用哲学や企業文化を形成する上で果たした役割に敬意を表しています。
ロベコは1929年に設立されたグローバル資産運用会社で、サステナブル投資を先駆けて推進してきました。オランダ・ロッテルダムに本社を構え、世界に15の拠点を展開しています。2024年12月31日現在、ロベコの顧客資産は2,140億ユーロに達します。Eser氏の任命により、ロベコはさらなる成長と発展を目指します。
この新しいリーダーシップのもと、ロベコが今後どのように進化していくのか、業界関係者や投資家の注目が集まっています。Eser氏の豊富な経験は、ロベコに新たな成長の可能性をもたらすに違いありません。
会社情報
- 会社名
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ロベコ・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区六本木1-4-5アークヒルズサウスタワー6階
- 電話番号
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