フタユビナマケモノの赤ちゃん、成長記録と体重測定
アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)では、8月28日に生まれたフタユビナマケモノの赤ちゃんの公開体重測定が行われます。この特別なイベントは、11月1日(金)の計量記念日に実施され、皆さまに赤ちゃんの成長をお伝えする良い機会です。
生まれた時の体重はなんと640g。果たして生後2ヶ月が経過した今、どのくらいの体重に成長したのでしょうか。誕生からの成長過程を振り返りながら、その瞬間を見届けることができる貴重な機会です。アドベンチャーワールドではこの赤ちゃんに人工飼育を行い、母親の役割を担うスタッフがサポートを続けています。赤ちゃんは、10日齢から離乳食を食べ始め、順調に成長しています。
公開体重測定の詳細
公開体重測定は、次の情報がリリースされています。
- - 日付: 2024年11月1日(金)
- - 公開時間: 午前9時15分~午前9時30分
- - 場所: ビッグオーシャン1階ワイルドアニマルメディカルセンター
朝一番の体重測定結果が基準となり、当日は特別に報道関係者の取材が許可されるため、その模様はパーク公式SNSでも配信される予定です。この時間帯に、赤ちゃんの健康状態を確認しながら、成長の様子を直接見れるチャンスです。
赤ちゃんの現在の成長状況
2024年10月25日時点での体重は979gに達しました。性別はまだ不明とのことですが、元気に成長していることが確認されています。こちらの赤ちゃんは、母親が2021年10月23日に高知県立のいち動物園より搬入されたことから始まり、父親は2020年6月24日にもさき公園から引き取られ、その後この赤ちゃんが誕生しました。
成長の記録を見てみると、生後1日で640gから徐々に体重を増やし、飼育スタッフが通常の生活環境を整えているため、初めての日光浴は生後7日齢で行われ、離乳食も生後10日齢から始まりました。特に体重が1,000gを超えたのは、49日齢の時ということで、喜ばしい結果です。
区域での飼育では、赤ちゃんの健康状態を常に確認し、体温測定も1日2回行われ、ナマケモノの特徴的な体温は34〜35℃とされることから、特別な配慮がなされています。また、食事はヤギ用の人工ミルクを1日5回与えられ、さらに、ソラマメやゆで卵のすりつぶしを離乳食として与えられています。
フタユビナマケモノの魅力と特徴
フタユビナマケモノは、南アメリカ北部の熱帯雨林に生息する有毛目に属する動物です。最大体重は9kgにも達し、一般的には木の葉や実、新芽を食べて生活しています。その生活様式は他の樹上生活を行う動物とは異なり、四肢でぶら下がる独特な姿勢で、1日のほとんどを木にぶら下がって過ごします。繁殖期は春先にあり、通常は1産1子の傾向があります。
最後に
アドベンチャーワールドは、「未来創造パーク」を目指しており、すべての命が笑顔で生きる世界の実現のために様々な活動を行っています。その一環として、フタユビナマケモノの赤ちゃんの成長記録は、パークの取り組みの象徴ともいえるでしょう。ぜひ、皆さまもこの機会に赤ちゃんの成長を見守りに来てください。