3Dデータで工事効率化
2025-11-27 17:28:42

3Dデータを活用した維持修繕工事の効率化を実証したDataLabs

3Dデータを活用した工事の効率化



DataLabs株式会社は、NEXCO中日本と協力し、維持修繕工事における効率化の実証を行いました。具体的には、3Dインフラ補修工検査システム「Hatsuly」を用い、点検から工事発注、工事実施までの一連のメンテナンスプロセスを改善する取り組みです。

背景


維持修繕業務では、多くの関係者が関与するため、情報が分断されがちです。これに対処するため、DataLabsは3Dデータを駆使して情報を集約し、業務効率を高める方法を模索しました。

実証内容と成果


実証はNEXCO中日本が管理する高速道路を対象に実施され、次のような成果が得られました。

1. 点検フェーズの効率化


従来の紙ベースの手法に比べ、現地で取得した3Dデータを使用することで、報告書作成が迅速かつ同品質で行えることが確認されました。また、変状範囲の自動出力機能により、現地での計測作業を省略可能になりました。

2. 工事発注フェーズの効率化


点検フェーズから得たデータを活用し、工事発注に関連する業務の効率が向上しました。発注図作成の工数が約10日から約2日へと短縮されたのは、この取り組みの大きな成果です。

3. 工事フェーズの効率化と精度向上


Hatsulyを用いたモルタル体積の算出において、誤差は±1%と十分な精度が確認され、工事記録や報告書の自動化が進み、帳票作成にかかる工数を約8割削減しました。

このように、3Dデータを利用することで維持修繕業務のデジタル化と全体の効率化を実現しました。

今後の展開


DataLabsは、今後の展開としてデータの自動連携や変状抽出の精度向上、UI/UXの改善を検討しています。こうした取り組みにより、高速道路業界でのさらなる機能開発を進め、インフラメンテナンスの社会実装を加速させる方針です。

Hatsulyについて


Hatsulyは、3Dデータを活用して、道路構造物の補修工事における検査および効率化を目指したシステムです。アプリを通じて3Dデータを簡単に取得し、必要な情報を迅速に算出・出力することができます。

会社概要


DataLabs株式会社は「3次元データで建設業を変革する」をミッションに、各種建設業務の効率化を目指すスタートアップです。今後も持続可能なインフラ運営に貢献していく姿勢を示しています。


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会社情報

会社名
DataLabs株式会社
住所
中央区日本橋小舟町8-6 
電話番号
03-6810-8520

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