酒蔵からドライアイスへ
2026-06-25 14:52:42

焼酎のCO2を活用した新たなドライアイス製造プロジェクトが進行中

株式会社カーボンクライオキャプチャーが濵田酒造株式会社と鹿児島大学と連携し、焼酎製造過程から発生したCO2を回収し、新たにドライアイスを製造しました。このプロジェクトは、2050年のカーボンニュートラルを目指す中で、回収したCO2を地域内で有効活用することを目的としています。実証プラントは、濵田酒造の発酵工程に設置され、CO2の回収・精製が行われます。日本では毎年約30万トンのドライアイスが生産されていますが、最近の液化CO2の不足が深刻な問題となっています。しかし、焼酎由来のCO2を利用することで、この課題の解決を図っています。

プロジェクトの背景には、CO2キャプチャ技術に対する関心の高まりがあります。回収したCO2をどう活用するかが大きな課題であり、キャプチャしたCO2を安定的かつ経済的に利用するモデルが求められていました。今回のプロジェクトでは、焼酎の発酵過程から得られた植物由来のCO2を活用することで、地域密着型の循環利用モデルを構築しています。

具体的には、カーボンクライオキャプチャーが回収プラントの設計や安定運転を行い、濵田酒造が発酵過程からのCO2供給を実施、鹿児島大学が技術的助言や地域連携を支援しています。この協力によって、焼酎製造工程から高濃度CO2の効率的な回収が実現しました。この技術には、従来の多孔性吸着材に比べて数百倍速いCO2の拡散速度を持つPDMS系CO2吸収材が使用され、より効率的な製品化が可能となっています。

今後は、2026年夏を目標に品質評価および経済性に関する検証を行い、地域での販売を開始する計画です。年間200トンのドライアイス製造を目指し、より大規模なガス分離システムの展開も視野に入れています。また、この技術は他の産業分野でも応用可能であり、未利用のCO2を価値ある資源に転換する循環型モデルを広めることを目指しています。

カーボンクライオキャプチャーの井ノ瀬代表は、新たな取り組みが地域のCO2不足問題の解決につながることを期待しており、濵田酒造の濵田社長は地域循環の重要性を再強調しています。この3社の共同プロジェクトは、地域内の持続可能な発展に貢献するモデルとして注目され、企業間のコラボレーションのあり方を示す好例と言えます。

さらなる展開や新しい技術の実現に向けて、これからも各社の連携を深め、事業を推進する意向です。


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会社情報

会社名
株式会社カーボンクライオキャプチャー
住所
茨城県つくば市竹園一丁目6番地2901棟405号
電話番号
090-6485-7050

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