アルプロンが中干し期間延長でCO₂削減を達成
株式会社アルプロン(本社:島根県雲南市、代表取締役:坂本雅俊)は、2024年度に実施した「水稲栽培における中干し期間延長によるメタンガス排出削減プロジェクト」がJ-クレジット制度において正式に認定され、385トンのCO₂を削減するクレジットを創出したことを発表しました。
このプロジェクトでは、農業分野での温室効果ガス削減を目指し、田んぼの中干し期間を延ばすことで稲作時のメタン排出量を減少させる取り組みが行われました。アルプロンは地元の農家と協力し、持続可能な農業と地域の活性化を同時に実現するための活動を実施しました。
J-クレジット制度による認定
J-クレジット制度は、企業や団体が省エネルギー設備の導入や森林管理などにより削減した温室効果ガスの量を「クレジット」として国が認証する制度で、経済産業省、環境省、農林水産省が共同で運営しています。アルプロンのプロジェクトは2025年1月31日に正式に認証され、プロジェクト番号はJCS-PJP00302です。
プロジェクトの概要
- - プロジェクト名: 水稲栽培における中干し期間の延長によるメタンガス排出削減プロジェクト
- - 実施期間: 2024年1月1日~2024年12月31日
- - 認定クレジット量: 385t-CO₂
- - 識別番号: JCL-400-000-012-120-101 ~ JCL-400-000-012-120-485
本プロジェクトは、島根県雲南市や奥出雲町、飯南町の約210haの田んぼで展開され、今後は取組エリアを広げて、高知県、愛知県、鳥取県など他地域にも拡大していく予定です。当年度には約2000haにまで規模を拡張する計画です。
未来に向けた取り組み
アルプロンは2030年度には日本の田んぼの約10%、22万haへの拡大を目指しており、世界の食糧危機に対するビジョンを持ち続けています。環境保護と地域社会への貢献に取り組む姿勢は、今後も続けられるでしょう。持続可能な農業が地球環境と地域発展に与える影響は大きく、これからの農業のあり方を改めて考えさせられます。
このように、アルプロンの努力は地域の未来に希望を与えるものです。これからもその取り組みに期待したいと思います。