富士フイルムビジネスイノベーションとfreeeの業務連携
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が提供するDX支援クラウドサービス「FUJIFILM IWpro」と、フリー株式会社の「freee会計」が連携を開始しました。この連携により、業務のデジタル化がさらに加速し、企業の業務効率が劇的に改善されることが期待されています。
新たに提供される「freee for FUJIFILM IWpro 受取請求書連携プラン」
連携によって誕生した「freee for FUJIFILM IWpro 受取請求書連携プラン」は、特に多くの企業が抱える請求書の取り扱い業務の効率化に寄与します。従来のプロセスでは、請求書をまずFUJIFILM IWproに取り込んでから、freee会計に登録という手間がかかっていました。しかし、この新しい連携により、FUJIFILM IWproで集めた請求書をワンクリックでfreee会計に取り込むことが可能になりました。
支払いの処理や消込の作業もスムーズに行えるようになり、消込が完了したデータは自動的にFUJIFILM IWproに反映される仕組みです。この一連の流れが確立されることで、企業内の各部署間での文書管理や支出管理が一つのプラットフォーム上で行えるようになります。
経理業務の4大課題を解決する
富士フイルムビジネスイノベーションの執行役員・井上あまね氏は、「この連携によって顧客の業務プロセスをひとつにまとめ、デジタル化を進めることができる」と強調しています。特に、経理業務の効率化は、企業全体の生産性向上に大きく寄与します。これまでの手間やミスを低減し、迅速な経営判断をサポートします。
統合flowによる業務の分断解消
新しい連携プランでは、業務の流れに着目した「統合flow」が導入されており、これが業務の断絶を解消します。請求書をFUJIFILM IWproに取り込み、ひとつのボタンでfreee会計に連携できるため、作業の重複が大幅に減少します。この「統合flow」は、無料のフレームワークとして提供され、さまざまな業務アプリケーションとの連携が進められています。
FUJIFILM IWproとは
FUJIFILM IWproは、富士フイルムが提供するクラウドベースの文書管理サービスです。このプラットフォームは、文書の自動取り込みから仕分け、データ共有、管理、出力に至るまでの一連のプロセスを統合し、デジタル業務のニーズに応えています。紙文書やメール、ファクスなど、さまざまな情報をデジタル化し、社内外のメンバーがリアルタイムで協働できる環境を提供します。
企業の未来を切り開く連携
フリー株式会社は、「スモールビジネスを、世界の主役に」という理念の下、中小企業の経営環境を進化させるための統合型経営プラットフォームを提供しています。今回の連携は、両社が掲げるデジタル化の理想を実現するうえで大きなステップとなります。
この新しい連携により、業務の効率化が進み、企業はよりイノベーティブな方針に基づいた経営を行えるようになるでしょう。今後の展開に期待が高まります。