将棋日本シリーズ二回戦第四局、藤井聡太が快勝
2024年9月21日、北海道札幌市の札幌コンベンションセンター大ホールにて、注目の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」二回戦第四局が行われました。今回の対局は藤井聡太JT杯覇者と佐々木大地七段の激突で、多くのファンが見守る中、藤井が129手で見事勝利を収めました。これにより、藤井は三連覇へ向けて大きな一歩を踏み出しました。
対局概要
対局に先立ち、振り駒は来場した観客から抽選で選ばれた方が行い、藤井が先手に決定しました。藤井は得意の「角換わり腰掛け銀」として49手目で攻勢を仕掛け、その後もお互いの桂を打ち合う展開となり、緊迫した局面が続きました。相手の佐々木七段も巧妙に防御を固め、難解な展開に持ち込むなど、お互い緊張感あふれる熱戦が繰り広げられました。
特に125手目の▲5一銀が決め手となり、その手で藤井が勝利を確定させました。この結果、藤井はベスト4に進出しました。
予想外の展開と棋士のコメント
対局直前のインタビューでは、藤井JT杯覇者は「早指しなので、決断良く指すことが求められます。たくさんの観客の前で指すことはモチベーションになります」とコメントし、佐々木七段に対しては「攻守にバランスの取れた棋風。どんな展開になっても急所を見極める力がある」と警戒感を示しました。一方の佐々木七段は、「楽な気持ちで自然体で戦いたい」と意気込んでいました。
将棋愛好家、必見の熱戦
この熱戦を見守った将棋ファンの中には、両者の緻密な読み合いを楽しむ姿があった。特に松尾 歩八段が語ったように、藤井の角換わり腰掛け銀に対する佐々木の応戦は見どころ満載だったとのことです。相手の中住まいの薄さを突く将棋は、最後まで緊張感を持続させました。
藤井は次の準決勝では、終盤に定評のある広瀬九段との対局が控えています。ファンは今後の対局にも期待を寄せています。
総評
藤井聡太JT杯覇者による驚異的な勝利は、再び彼が将棋界でトップの座に立つ可能性を示しました。今回の試合は、将棋ファンにとって記憶に残る一戦となるでしょう。
お問い合わせは、「将棋日本シリーズ」総合事務局まで、電話:03-5166-0290、E-mail:
[email protected]までご連絡ください。