禅僧・枡野俊明の新書が重版決定
株式会社クロスメディア・パブリッシングが、著者に禅僧・枡野俊明を迎えた新著『迷ったら、ゆずってみるとうまくいく』の第2刷重版を発表しました。この本は、心にゆとりをもたらすための「ゆずる」という行動について深く掘り下げています。
この著作は、多様性が求められる現代社会において、特に重要な「寛容さ」について考察しています。著者は、日常生活の中でしばしば見過ごされがちな「ゆずる」という行為が前向きでポジティブな影響をもたらすことを強調しています。「ゆずる」ことが自己犠牲ではなく、むしろ心の豊かさをもたらす手法であると提唱しています。
著者の枡野俊明氏は、横浜市の曹洞宗のお寺・建功寺の住職としても知られ、数多くのビジネス書や実用書を執筆してきた実績があります。彼の著作は、作家としてだけでなく、庭園デザイナーとしても国際的に評価されており、その哲学は幅広い分野に影響を与えています。
本書は、禅の教えを基に「欲張らない」「競わない」「執着しない」という考え方をやさしく解説し、人生を豊かにする46のヒントを提供しています。特に、禅僧の言葉「放てば手に満てり」を引用し、持っているものを手放すことの重要性を説いています。この考え方は、執着を手放すことで新たなチャンスを見つけ、心に余裕が生まれるという深い洞察を含んでいます。
著者は、手放すことが恐れや失うことへの不安ではないことを理解してもらいたいと考えています。たとえば、定年退職を迎えた後の社会的地位への執着は、多くの人にとって悩みの種となりますが、これを手放すことでより自由で新しい自分を発見する可能性が広がるとしています。退職した後でも、新たな一歩を踏み出すためには、過去の肩書きにしがみつくことなく、オープンな心で周りと接することが大切です。
また、情報社会における「スマートフォン依存」についても触れており、スマホを一時手放すことで新しいアイデアが浮かぶことを考察しています。日常生活の中での「ゆずる」行動は、未知の可能性を秘めた新たな発見につながるかもしれません。
枡野氏は、60年間の人生経験を経験を生かしつつ、自己の価値を高めるための方法を探求し続けています。著書の中で提起される「ゆずる」ことの意義は、現代においてますます重要性を増していると言えるでしょう。心に余裕を持ち、人生をより快適にするために、是非この一冊を手に取ってみてはいかがでしょうか。
著者について
枡野俊明氏は1953年に神奈川県に生まれ、曹洞宗徳雄山建功寺の住職を務めながら庭園デザイナーとしても活動しています。多摩美術大学の名誉教授の肩書を持ち、数々の賞を受賞しています。著書には『心配事の9割は起こらない』や『仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力』など多くのベストセラーがあります。
書籍情報
- - 書名: 『迷ったら、ゆずってみるとうまくいく』
- - 著者: 枡野俊明
- - 定価: 1,628円(税含)
- - 体裁: 四六判 / 216ページ
- - ISBN: 978-4-295-40988-5
- - 発行: 株式会社クロスメディア・パブリッシング
この書籍はまさに、自己改善を望む全ての人にお勧めできる一冊です。人生をより充実させるためのきっかけとして、ぜひ御一読ください。