山口で開催される海洋ごみ対策イベント「エコっちゃディ」

山口での海洋ごみ対策イベント「エコっちゃディ」

2023年11月5日、山口市の維新みらいふスタジアムにて、「やまぐち海のSDGsサポーターズ」による海洋ごみ対策イベント「エコっちゃディ」が開催されます。このイベントは、プラスチックごみ削減や海洋ごみ問題への意識を高めることを目的に制作され、県民が一丸となって取り組む機会を提供します。

イベントは、10時から13時の間に行われる予定で、特に注目すべきは11時からのステージイベントです。この活動報告会では、やまぐち海のSDGsサポーターズが、これまでの海洋ごみ対策の取り組みや成果を発表します。

スペシャルゲストの参加

活動報告会には、特別ゲストとして株式会社レノファ山口の渡辺博文社長が登場します。彼は、地域の取り組みについて「どれも素晴らしい取組ばかりで、このような活動がどんどん広がってほしい」とのコメントを寄せ、参加者の士気を高めるでしょう。

学生と地域の連携

また、イベントでは梅光学院大学や周南公立大学のゼミ生たちによる取り組みも紹介されます。梅光学院大学では「HIP HOPを通したエシカルツーリズムの促進」をテーマに、海岸清掃活動や地域観光資源を活用したマリンアクティビティを展開しました。彼らは、観光を促進するラップPR動画を制作し、クラウドファンディングを通じて海洋ごみ対策に取り組みます。

周南公立大学では、プラスチックごみ削減に向けたCSR活動に積極的に取り組む企業と連携し、ゼミ生が自主的に海岸清掃活動や地域の環境学習を企画しています。学生たちが主導するこのような活動は、次世代の人材育成を目指しており、海洋ごみ問題の解決に貢献しています。

地元の取り組みも盛況

周南観光コンベンション協会の「徳山下松港クリーンプロジェクト」も紹介。周南地区の魅力を存分に発信しつつ、環境美化に寄与しています。来場者が参加できるクラフトアートや塗り絵コーナーも設けられる予定で、家族連れにも楽しめる内容です。

さらに、海辺の会が展開する「海のエコボックスプロジェクト」では、プラスチックごみを削減するための新しい取り組みが実施されています。周防大島町では、寄付返礼品に発泡スチロールを使用せず、環境負荷の少ない梱包資材を導入しています。この活動には、地域の高校生たちも参加しており、地元の魅力を全国へ発信する役割も担っています。

貴重な体験が待っている

当日は、参加者が実際に海洋ごみの解決策について考えるためのブースも設けられ、ペットボトルキャップを使ったアップサイクルや、海洋ごみ問題を考えるための塗り絵が体験できるコーナーが設置されます。来場者の皆さんからは「自分もぜひ、海岸清掃に参加したい」という声も届いており、地域での活動が着実に広がっていることが伺えます。