労務サービスがTeachme Bizを活用した新たな取り組み
社会保険労務士法人 労務サービス(以下、労務サービス)は、リーンオペレーションを支援する株式会社スタディストが提供する「Teachme Biz」を活用し、顧客向けのシステム操作支援を大幅に効率化しました。この取り組みにより、地域の中小企業の生産性向上と労務リスクの低減を実現し、問い合わせ対応時間が約20%削減されるという成果を上げています。
導入背景と目的
労務サービスは、「一気通貫労務」というサービスを商標登録し、労務関連のシステム導入から運用、相談までの一貫したサービスを提供しています。特に全国の顧問先をフルリモートで支援している点が特徴です。しかし、顧問先のDX推進を進める過程で、勤怠システムの導入後に操作に関する問い合わせが集中し、それが大きな負担となっていました。
この状況では1件の問い合わせに対して30分から1時間がかかり、特に同じ内容の問いが繰り返されることが多くなっていました。そのため、従業員に必要な教育が進まず、新入職員の育成にも大きな時間を要していました。最終的に、これが事業の成長を妨げる要因となっていました。こうした問題を解決すべく、Teachme Bizの導入が決定されたのです。
活用方法
労務サービスは約260本のカスタマイズされた操作マニュアルを作成し、それをURLで顧客先に共有するシステムを構築しました。これにより、顧客は自己解決できる環境が整い、業務の効率化が図られました。
また、社内向けには業務フローや問答集、オリエンテーション資料を整備し、定期的に配信する仕組みも導入しました。マニュアルの参照を就業規則に明記することで、「マニュアルを見る文化」が根付くようになり、業務効率が大幅に改善されました。
最も経験豊富なスタッフをマニュアル整備に担当させ、既存業務の代替を進めることで、効率的なマニュアル作成が行われました。
導入後の成果
Teachme Bizの導入により、問い合わせ対応時間が約20%削減され、1人あたり月6時間40分の余力を生み出すことができました。特に、従業員からの社内問い合わせを減少させることに成功し、業務の流れもスムーズになりました。また、「わからないことはまずTeachme Bizを確認する」といった文化が根付くことで、職員の思考回路が変わったことが、大きな成果です。
使いやすいマニュアルの導入が、新入職員の育成を加速させ、事業のボトルネックを解消することにつながっています。
今後の展望
労務サービスは、今後もTeachme Bizで得られた時間を有効活用し、労務コンプライアンスのチェックを行う「労務監査」や、AIを活用した問い合わせ対応など、高付加価値な業務へ移行する方針です。2026年には豊島区の「ワークライフバランス推進認定企業」に選ばれたこともあり、地域全体のDX推進への貢献が期待されています。
まとめ
このように、労務サービスはTeachme Bizを効果的に活用することで、地域の中小企業の生産性向上に寄与し、問い合わせ対応の効率化を実現しました。今後はAIとマニュアルの連携を強化し、中小企業がさらに効率的に経営を行える体制を築いていくことでしょう。これからも、業界の先駆けとしての取り組みが進むことを期待したいです。