春の特別授業でAIと絵本作りに挑戦！子供たちの創造力を引き出す体験学習

春の特別授業：AI絵本づくり体験

近年、技術の進歩に伴い、AIが様々な場面で活用されるようになりました。特に子供たちの教育においては、AIは新たな可能性を広げるツールとして注目されています。そこで、春に開催される特別授業では、AIネイティブ世代の子供たちを対象に、「ChatGPT」を活用した絵本づくりの体験プログラムが実施されます。

AIを使った絵本作りの概要

この特別授業では、参加者がAIを駆使してオリジナルの物語を創作し、自分だけの絵本を完成させることが目的です。まず、マインドマップを使って物語のプロットを考え、次にプロンプトを入力してAIに文章を生成します。このプロセスを通じて、子供たちは創造力を発揮し、文章力や図画工作のスキルを磨くことができます。

開催日程とクラスの内容

この授業は、3月31日（日）と4月1日（月）の2日間にわたり行われます。午前クラスでは、午前10時から始まり、2時間の授業で絵本を完成させることが目指されます。午後のクラスも同様で、午後1時30分から開始されます。参加する子供たちと共にディスカッションを行いながら、基本的なプログラミングの概念や国語の力を育んでいきます。

模擬授業の様子

授業に先立ち、小学1年生と3年生の兄妹が模擬授業に参加しました。二人共、初めての生成AIを使った体験にドキドキしながらも、どのような作品が出来上がるか期待に胸を膨らませていました。授業が始まると、校長先生から物語の設定が説明されます。シンプルな内容のお腹を空かせたキツネの家族をテーマに、兄妹でアイデアを出し合いながら、物語全体の雰囲気を決定しました。

物語の創作と挿絵作り

設定が決まった後は、マインドマップを使ってアイデアを整理し、AIにプロンプトを与えて文章を生成します。生成された物語は印刷され、続いてはAIを使って挿絵を作成。このプロセスで、兄妹は自らの創作物としての絵本を形にする過程を学んでいきました。さあ、いよいよ絵本を作っていきます。印刷した文と挿絵をノートに貼り付け、組み合わせを考えることで、物語全体の構成力も養われます。

兄妹の感想と参加の意義

完成した絵本に対して、兄妹はそれぞれ次のように感想を述べました。兄は「AIの力によって、自分の想像以上のものができた」と話し、妹は「先生と一緒に作ったことで、楽しかったし自分だけの作品ができた」と喜びを語りました。彼らの言葉からは、AIを活用した創作体験がいかに子供たちの学びや楽しさを引き出すかが感じられます。