ケロリン、100周年を迎える
2025年に解熱鎮痛薬「ケロリン」が発売から100年を迎えます。製造を行っているのは富山めぐみ製薬株式会社で、同社ではこの特別な年を祝うための様々な企画を発表しました。
ケロリンは、1925年に内外薬品の笹山林蔵によりフランスから輸入されたアスピリンを基に、桂皮を配合して登場しました。当初からその速効性と効き目により、多くの人々に支持されてきました。その後、1963年には独特の広告手法として「ケロリン桶」が生まれ、当時の銭湯文化の象徴として位置付けられるようになりました。
現在は富山めぐみ製薬が製造販売を行っており、ケロリングッズも幅広く展開しています。2023年3月からは、感謝の気持ちを込めた100周年プロジェクトがスタートします。
プロジェクト第1弾の発表
このプロジェクトの第1弾として、公式ECサイト「ケロリン公式 富山の薬屋さん」がオープンします。ここでは、ケロリンをはじめとする昔ながらの富山のくすりや、ケロリン桶などのケロリングッズが販売されます。お客様がケロリンをより身近に感じられるよう、アイテムを充実させていく方針です。
さらに、100周年を記念した書籍『ケロリン百年物語』が文藝春秋より出版されることも発表されました。この書籍では、ケロリンの史実を音楽や映画、銭湯文化など多角的な視点から分析する内容になっており、各界の著名人が寄稿しています。発売日は2025年3月26日で、定価は1,430円(税込)です。
AnimeJapan 2025への出展
また、2025年3月22日と23日に東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan 2025」にも「ケロリンファン倶楽部」ブースが出展します。ここでは、コラボレートしたケロリン桶の展示および販売が行われ、自己主張の強い黄色いブースが目を引くことでしょう。
ケロリンは愛されるブランドとして、日本の薬文化に欠かせない存在となっています。今後も続々と発表される100周年企画に期待が寄せられ、多くの人々の生活に寄り添った商品展開が期待されます。特に2025年はケロリンにとって特別な年となりますので、ファンの方々はその動向を見逃さないようにしてください。
おわりに
ケロリンの歴史は、日本の医薬品の発展にも寄与してきた重要な側面を持っています。今後のプロジェクトを通じて、さらなる魅力を発信し続けるケロリンにぜひ注目していきたいものです。100周年に寄せられた多くのファンの思いが叶う瞬間を楽しみにしています。