有楽製菓が豊橋市に寄附、子育て施設がリニューアルへ
愛知県豊橋市に位置するこども未来館「ここにこ」は、人気スイーツ「ブラックサンダー」で知られる有楽製菓株式会社からの寄附を受けました。今回の寄附金額は2,000万円。これは企業版ふるさと納税の制度を活用したもので、豊橋市内の子育て関連施設の改修事業に充てられることとなります。
寄附の背景
有楽製菓の代表取締役社長、河合辰信氏は、1986年に豊橋でブラックサンダーが誕生し、現在も同市の工場で製造されていることを強調しました。彼の言葉によると、「お世話になっている豊橋への恩返し」として、市の発展に寄与する活動が続けられています。具体的には、市内の路面電車のラッピングや豊橋祇園祭への参加などが挙げられます。寄附を通じて、こども未来館「ここにこ」がより良い場所に変身し、地域の子どもたちが健やかに成長することを願っているとのことです。
寄附受領式と感謝の言葉
2025年8月18日、こども未来館で寄附受領式が行われ、感謝状の贈呈が行われました。式には河合社長や長坂尚登市長に加え、近くの保育園の園児たち、一般の来館者も参加しました。長坂市長は、園児らと共に「ありがとうございました」と感謝の意を表し、「ここにこは8月末から休館し、改修工事が始まります。この工事では、耐震安全性の向上や空間のリニューアルを行います」と説明しました。
長坂市長はまた、子どもたちの笑顔と未来をより輝かせるために、今後も子育てを重視したまちづくりを進めていくと約束しました。
こども未来館「ここにこ」について
「ここにこ」は2008年にオープンし、年間を通じて60万人以上の訪問者があります。主に0〜3歳の幼児とその保護者を対象に、遊びの場や育児情報を提供する子育てプラザが併設されています。また、幼児や小学生向けに知的好奇心を刺激するプログラムが展開される「まち空間」も設けられています。さらに、職業体験や多世代参加型のイベントも行われており、地域のコミュニティの中心的な役割を果たしています。
今後の改修計画
改修工事は2025年9月1日から2026年5月31日まで予定されており、「ここにこ」の全館が休館されます。工事の内容には、つり天井の耐震化や外壁の防水工事、全館のLED照明化などが含まれています。この改修により、安全で快適な施設が提供され、子どもたちと大人が共に笑顔で過ごす環境が整備されることを期待されています。
有楽製菓の取り組み
有楽製菓株式会社は、スイーツの製造を通じて地域貢献に取り組んでいます。企業版ふるさと納税を生かした寄附は、地域の発展に寄与するだけでなく、持続可能な社会の形成を促進する大切な方策として評価されています。
詳細は
有楽製菓の公式ウェブサイトをチェックしてください。