新会社設立に向けた取り組み
コクー株式会社と株式会社エクサウィザーズは、生成AIを活用した業務支援に特化したジョイントベンチャー「AIスマートワーク株式会社」を2025年8月に設立すると発表しました。この新会社では、生成AIの導入支援や専門スタッフによる活用サポートを提供し、企業の生産性向上や業務の改善を図ることを目的としています。
設立の背景
コクーは、デジタルの力を活用し、ダイバーシティとインクルージョンを推進することを企業のパーパスとしています。その中でも、特に女性の活躍を促す取り組みを通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。2023年からは「AI女子(R)」というプロジェクトを始め、生成AIの導入に向けた関連サービスの開発を進めてきました。
一方、エクサウィザーズは「AIを用いた社会課題解決」をミッションに掲げており、その下で生成AIを基盤にした法人向けサービス「exaBase 生成AI」を展開。既に740社、7万以上のユーザーに利用されており、国内市場においては高い評価を得ています。
新サービスの注目ポイント
新たに設立される「AIスマートワーク」では、コクーが培ってきたDX人財「AI女子(R)」が、エクサウィザーズの持つAIサービスと融合し、より効率的に生成AIの活用を企業に提案します。これにより、顧客企業の業務改善を直接的に支援する体制が整備されるとしています。
具体的な提供内容としては、以下のようなものがあります:
- - 生成AIの導入支援、専門人員によるサポート
- - 生成AIの活用に向けたコンサルティング
- - exaBase生成AIの代理販売
このようなサービスを通じて、両社が目指すのは「AIで、はたらくを、もっと豊かに」というビジョンの実現です。特に、生成AI技術は急速に進化しており、企業が抱える問題への解決策として非常に大きな可能性を秘めています。
今後の展望
コクー及びエクサウィザーズは、2023年12月には業務提携契約を締結し、生成AIの利活用を進める経営体制を強化しています。これにより、両社の強みを最大限に活かしたソリューションを市場に提供していく予定です。企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるための指針を得たこの新会社設立は、業界全体にも好影響を及ぼすと期待されています。
まとめ
コクー株式会社とエクサウィザーズのジョイントベンチャー設立は、生成AIを通じた業務改革の加速を目的としています。企業が抱える課題解決に向けて、双方の知見を活かした新しいサービスが展開されることで、より多くの企業が生産性を向上させ、イノベーションを創出することが期待されています。この取り組みが、どのように業界に影響を与えるのか、今後の展開が注目されます。