初出版!AMAM+のスコーンブック
6月17日に発売された『AMAM+(アマムプリュ)のスコーンブック』は、札幌の人気菓子店のスコーンレシピを集めた初のスイーツブックです。この本は、日々のティータイムに寄り添うスコーンを家庭でも手軽に楽しめる方法を提案しています。
著者の諏訪美希子さんは、開店当初からお店に並ぶ人気のスコーンを通じて「もっと家庭で楽しんでほしい」という思いを持って、さまざまな食感のレシピを提案しました。タイトル通り、スコーンには「ふんわり」「サクほろ」「ザクザク」といった異なる3つの食感が楽しめるメニューが収められており、どれも魅力的な美味しさが感じられます。
食感のアプローチ
本書の魅力の一つは、スコーンの食感に特化したレシピの数々です。それぞれの章に分かれて紹介されるこれらのスコーンは、プレーンなのに特別なアレンジが施され、シンプルでありながら豊かさを感じさせてくれるものです。アレンジスコーンも豊富で、食材を工夫することで、何度でも新しい味わいが楽しめるのが特徴です。
ふんわりスコーン
「ふんわり」スコーンは、もちろん基本のレシピがしっかりと紹介され、さらにミルクティーやクランベリー、かぼちゃを使ったものなど、バリエーションが豊かです。特に「コーンポタージュの生クリームスコーン」は、甘さと塩味の妙が楽しめ、これからの季節にぴったりです。
サクほろスコーン
次に「サクほろ」スコーンは、つまんで食べる楽しさが自慢です。チョコレートスコーンやレモンスコーンなど、甘さと酸味のバランスが絶妙で、午後のお茶にぴったりの一品が揃っています。
ザクザクスコーン
最後の「ザクザク」スコーンでは、オートミールやメープルピーカンナッツといった大胆な食材が使われており、食感の冒険が魅力です。ザクッとした食感は驚きと喜びを与えてくれます。
素材と技巧
書籍内では、特にスコーンを焼く際に参考になる「オオカミの口」の焼き上がりバロメーターなど、技術的なポイントや、バターや生地の取り扱い方、コツも詳しく解説されています。これにより、読者がどのようにして家庭でプロのようなスコーンを作り上げることができるあるかを学べます。
絶品のスコーンサンドとクロテッドクリーム
さらに、本書ではアレンジレシピだけでなく、スコーンサンドのアイデアや、自家製クロテッドクリームとジャムのレシピも収録されています。これにより、ただスコーンを楽しむだけでなく、様々な楽しみ方も提案してくれます。
札幌のスイーツ文化
AMAM+のスコーンはその名の通り、北海道の自然を感じさせる素朴で味わい深い職人の技が生かされています。北海道に根ざしたスイーツ文化を再確認できるこの本は、スイーツファンはもちろん、料理初心者にも手に取ってほしい一冊です。
おわりに
スコーンは、日常的なおやつとして、特別なティータイムにもピッタリ。ぜひ『AMAM+(アマムプリュ)のスコーンブック』で、自分だけのスコーンを焼いて、贅沢なひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。スコーン好きにとっては、まさに宝物のような書籍です。