Microbiology SocietyのAPC割引プログラムが延長
学術情報・論文作成支援事業を展開するユサコ株式会社(東京都港区)は、研究者の学術論文発表を支援するために、Microbiology Society(英国微生物学会)が発行する学術雑誌のArticle Processing Charge(APC)割引コードの使用期間を2027年6月まで延長すると発表しました。
実施背景
最近の傾向として、学術論文のオープンアクセス化が進んでいます。これにより、研究者はAPCと呼ばれるオープンアクセス出版費用を負担する必要が生じますが、この費用は高額になることが多く、特に資金が限られている研究者や研究機関にとって大きな経済的な負担となっています。日本学術振興会は、科研費を通じてオープンアクセスの推進を行っており、多くの大学ではAPC支援制度が導入されています。特に微生物学の分野では、研究成果の迅速な発信と国際的な研究力の向上が急務とされています。
制度概要
今回のAPC割引プログラムは、Microbiology Society誌へ投稿予定の論文が対象となります。このプログラムの利用期間は2027年6月までで、割引コードの詳細はユサコの公式ホームページで確認することができます。
詳細情報は以下のリンクでご確認ください:
ユサコ公式サイト
期待される効果
このプログラムにより、いくつかの期待される効果があります。まず、微生物学分野の研究者にとってAPCの負担が軽減され、研究予算をより有効に活用できるようになります。その結果、より多くの研究成果が発表されると考えられます。
次に、論文発表へのハードルが低くなり、研究成果の迅速な発信が実現しやすくなります。オープンアクセス論文の増加は、研究成果を広く活用することにもつながるでしょう。
そして最後に、質の高い国際学術誌への投稿が促進されることで、日本の研究力が向上し、国際的な研究コミュニティにおける存在感が増すと期待されています。これは、学術研究のグローバル競争力強化に大きく寄与するでしょう。
今後の見通し
ユサコは、APC割引プログラムの拡充だけでなく、学術誌での割引制度の充実や、論文執筆支援、英文校正サービスとの連携を強化し、大学・研究機関向けの包括的なサポート体制を構築していくことを目指しています。
Microbiology Societyについて
Microbiology Societyは、ヨーロッパ最大級の微生物学会であり、世界中の大学、企業、病院、研究機関から多くの研究者が会員となっている団体です。微生物学やウイルス学の重要な学術雑誌を出版しており、以下の雑誌が特に有名です:
- - Microbiology
- - International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology
- - Journal of General Virology
- - Journal of Medical Microbiology
- - Microbial Genomics
- - Access Microbiology
Microbiology Societyに関する詳細は、
こちらからご確認いただけます。
ユサコ株式会社について
ユサコ株式会社は、「私たちは知の創造・蓄積・共有を通じて社会に貢献します」という企業理念のもと、さまざまな研究支援を行っています。詳しくは、
ユサコ公式ホームページ や
研究者支援サイト をご覧ください。