鳥羽商船高専のPBL発表
2024-07-26 09:36:23

鳥羽商船高専が誇るPBLの成果を学内外で発表

鳥羽商船高専が誇るPBLの成果を学内外で発表



三重県鳥羽市に位置する独立行政法人国立高等専門学校機構、鳥羽商船高等専門学校が令和6年7月12日に開催したPBL2024中間発表会では、情報機械システム工学科の学生たちが自身の研究成果を発表しました。今回の発表会は、学生たちが地域の課題に取り組む姿勢を示し、外部からのフィードバックを受け取る重要な機会となりました。

PBLとは何か?


PBLとは「Project Based Learning」の略で、課題解決型学習手法の一つです。学生が自ら課題を発見し、それを解決する能力を育てることを目指しています。鳥羽商船高専では、特に地域課題に着目した「地域連携PBL」を導入し、学生が地域や企業と協力して実践的なアイデアを形にする教育プログラムを展開しています。このアプローチによって、学生たちの研究が多くのコンテストで評価されたり、実際にビジネス化される事例が増加しています。

発表会の詳細


中間発表会はポスター発表形式で、合計90組のグループが参加しました。教員や地域企業からのパートナーで構成される「鳥羽商船高専連携協力会」も招かれ、学生たちの研究を質疑し、議論を深める場となりました。 参加企業の技術者たちは、学生の研究に直接意見を提供し、実用性や改善点を提案することで、学生のモチベーションを高める役割を果たしました。

学生たちの研究テーマは多岐にわたり、業務のデジタル化を進めるアイデアや廃棄物のリサイクルに関するプロジェクト、新しい製品のアイデアなどが発表されました。学生たちは、自ら制作した機器を用いたり、タブレットを活用して研究結果を説明したりするなど、発表方法も多様で聴講者を引きつける工夫が見られました。

学生の意見と反応


発表を聴いた学生たちからは、他の発表を聞くことで自分たちの研究への刺激を受け、「便りにしたいフィードバックを得られて良かった」との感想が寄せられました。また、企業の技術者たちからも、興味深い研究に関する質問が飛び交うなど、活発な討論が展開されていました。

特に学生たちが発表中に「このアイデア、実際に役立つと思いますか?」と聴講者に問いかける場面が印象に残りました。企業側からは、具体的な研究内容について更に深く知りたいとの要望も出るなど、学生と企業の間での情報交換が実現しました。これにより、学生は自身の研究へと新たな視点を持ち帰ることができました。

鳥羽商船高専の歴史


鳥羽商船高専は明治8年に創立され、日本国内の商船系高等専門学校の中で最も長い歴史を有しています。現在は商船学科と情報機械システム工学科の2つの学科があり、地域や国際社会で幅広く活躍できる技術者の育成に力を入れています。

未来の展望


今回の発表会で得たフィードバックを基に、学生たちは約7ヶ月後に控える最終発表に向けて、更なる研究の深化と成果の向上を目指します。地域との連携を重視しながら進化を続ける鳥羽商船高専の教育実践は、未来の技術者育成に寄与し続けるでしょう。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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