新たな住宅認定制度「HOKKAIDO WOOD HOUSE」
北海道では、道産木材の使用推進とブランドの向上を目指し、新たな住宅認定制度「HOKKAIDO WOOD HOUSE」が設立されました。この制度は2025年6月1日から正式に運用が始まります。この制度によって、北海道産の木材を利用した住宅が広くアピールされ、利用が促進されることを目的としています。
1. 「HOKKAIDO WOOD HOUSE」認定制度について
この制度では、道産木材を使用した住宅が「HOKKAIDO WOOD HOUSE」として認定されるための基準が定められています。以下はその主要な内容です。
認定基準
- - 国内で建築される戸建て住宅であること。
- - 原則として、構造材や内装材、外装材に合法な道産木材が使用され、PR効果が高い住宅であること。
- - 2019年4月以降に竣工または竣工予定の住宅が対象。
推奨基準
- - 認定基準を満たし、道産木材製品の使用量が延べ床面積1㎡あたり0.1㎥以上であること。
- - ZEH水準(断熱等性能等級5+一次エネルギー消費量等級6)に適合していること。
2. 金利優遇制度
「HOKKAIDO WOOD HOUSE」の推奨基準を満たす住宅には、いくつかの金融機関が金利優遇を提供しています。以下にいくつかの例を挙げます。
北洋銀行「ほくようゼロカーボン応援プラン」
このプランでは、「HOKKAIDO WOOD HOUSE」の推奨基準を満たした住宅が対象です。
北洋銀行はこちら
北海道銀行「道銀カーボンニュートラル住宅ローン」
同様に、推奨基準を満たす住宅が対象です。
北海道銀行はこちら
北海道労働金庫「ろうきん住宅ローン『ゼロカーボンプラン』」
こちらも推奨基準を満たした住宅が対象です。
ろうきん住宅ローンはこちら
更に、他の金融機関でも今後調整が進められる予定です。
3. 補助制度
北海道では、道産木材を活用した住宅の新築や増改築を促進するための補助制度も設けられています。この制度の概要は以下の通りです。
内容
道産木材を使用した住宅の新築や増改築に係る費用を一部補助します。
補助額
定額で20万円/棟の支援が受けられます。
対象者
「HOKKAIDO WOOD HOUSE」建築推進業者が対象です。詳細については関連サイトをご確認ください。
この補助制度の対象住宅は以下の要件を全て満たす必要があります:
1. 道内に建築される一戸建て(持家住宅限定)
2. 延床面積1m²あたり0.1m³以上の道産木材を利用
3. 延床面積が70m²以上であること
4. 工事は2025年4月1日以降に行われ、2026年1月末までに完了する住宅
5. 国、他の地方公共団体等の補助制度との併用制限がない
申込期間
2025年7月14日から8月1日まで、及び2025年11月頃に第2回の受付を予定しています。
申込み先
一般社団法人北海道ビルダーズ協会にお問い合わせください。
北海道ビルダーズ協会への問い合わせ
まとめ
「HOKKAIDO WOOD HOUSE」認定制度を利用すれば、地元の道産木材を使用した住宅を建てることの利点が多くあります。住宅の新築や増改築を検討している方は、この機会をぜひ活用してください。