DX推進の新たな一手、シヤチハタのSDXプラットフォーム
シヤチハタ株式会社は、2025年4月21日より新しいDXソリューション「SDXプラットフォーム」の一環として「帳票管理」サービスを提供開始します。この取り組みは、企業がデジタル変革(DX)を進めるための新たな手助けとなることを目指しています。
SDXプラットフォームの背景
近年、企業にとってDXは業務の効率化を超え、競争における重要なファクターとなっています。しかし、多くの日本企業はIT人材の不足や古いシステムの複雑さ、データ活用の課題に悩まされています。特に中小企業では、導入コストや技術的ノウハウの乏しさが障害となっており、十分な対応が求められています。
シヤチハタの取り組み
シヤチハタは2020年に、「Shachihata Cloud」と呼ばれる契約・承認プロセスのデジタル化を進めるサービスを展開しました。さらに、2024年にはデータ活用を強化する「Smartec Vision」を導入し、経営判断や生産性の向上をサポートしていました。このたび、それらのサービスの強みを統合し、企業の多様なニーズに応える「SDXプラットフォーム」が誕生しました。
このプラットフォームでは、Shachihata Cloudのバックオフィス機能とSmartec Visionのデータ管理・可視化機能を統合的に利用できます。特に、すべてのデータを一元管理できる点が特徴で、バラバラだった情報をまとめて運用することが可能となります。
帳票管理の具体的な機能
SDXプラットフォームの中でも注目の「帳票管理」は、業務プロセスに合わせたデータの一元化を実現します。これにより、請求業務においては請求書の発行から受取側の状況の可視化までを一括管理し、手間を大幅に削減することが可能です。これまで煩雑だった作業を効率化することで、企業のリソースを有効に活用できます。
受取側にとっても、請求書のダウンロードが無料で、何度でも利用できるため、コスト削減に寄与することが期待されます。また、帳票類の作成や発行のプロセスも一元化されるため、手続きの簡素化も実現します。
初期費用は11万円(税込)からとされ、カスタマイズが可能なため、各企業の運用に応じたサービスを提供することができます。
シヤチハタの未来
シヤチハタは会社設立から続く100年の歴史を持ち、今年はデジタル事業が30周年を迎える節目の年です。「SDXプラットフォーム」は、デジタル時代における新たな挑戦として、今後100年にわたって企業のニーズに応えていく意気込みを表しています。
アナログとデジタルの融合を追求し続けるシヤチハタは、これからもさまざまな価値を提供しつづけることでしょう。
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