犬の多頭飼い事情を探る！夢見る飼い主とリアルな負担とは

愛犬の多頭飼い事情を探る

株式会社エイトが実施した「犬の多頭飼い事情に関するアンケート」の結果が注目を集めています。全国の犬の飼い主400名を対象に、愛犬との生活や多頭飼いに関する本音を探りました。

調査の結果、多頭飼いは少数派

なんと約9割の飼い主が、「今は1匹の犬と暮らしている」と回答しました。多頭飼いはまだ少数派という現実が浮き彫りになっています。多頭飼いを希望する声も聞かれる中、実際には様々な障害が立ちはだかっています。

多頭飼いを考えるきっかけは遊び相手

多頭飼いを始めた理由として最も多かったのは、「先住犬に遊び相手を作ってあげたい」というものでした。平均して、52名中29名がこの選択肢を選び、仲間と過ごす楽しさや寂しさを解消するために多頭飼いを選ぶ飼い主が多いことがわかります。

負担は時間とお金に集中

多頭飼いにおける最大の課題は、「時間」と「お金」の負担だと多くの飼い主が感じています。回答者の中で、「散歩やお世話の時間が増える」と「食費や医療費がかかる」といった事例が上位を占めました。このように、1匹でも負担が大きいのに、2匹以上になるとその負担はさらに増すという実態が明らかになりました。

多頭飼いのメリットと楽しさ

そんな中でも、多頭飼いをしている飼い主からは、「愛犬同士が仲良く遊ぶ姿を見ていると幸せを感じる」「家庭内の会話が増えた」といったポジティブな意見も多く寄せられています。愛犬たちと過ごす時間が、飼い主にとって大きな充実感をもたらしていることが伺えます。

憧れる気持ちも高まるが実現は厳しい

アンケートの結果、43％の飼い主が「今の犬だけで十分」と感じている一方で、半数以上は多頭飼いに憧れを抱いています。しかし、経済的な負担や住宅事情といったハードルが高いため、実現にはなかなか至らないようです。全体的に多頭飼いに興味を持っている飼い主が多く、何かしらの理由で踏み切れないという現状が見えてきました。