能登半島地震:子ども支援
2024-02-09 16:55:17

令和6年能登半島地震: 金沢避難児童・生徒へ公共シェアサイクル「まちのり」無償提供開始

令和6年能登半島地震:金沢避難児童・生徒への支援として「まちのり」無償提供



2024年2月9日より、令和6年能登半島地震で金沢市に避難している0~18歳の子どもたちを支援するため、金沢市の公共シェアサイクル「まちのり」の無償提供が開始されました。この取り組みは、一般社団法人第3職員室と株式会社日本海コンサルタント(まちのり運営会社)による共同プロジェクトです。

支援対象と内容



対象となるのは、一般社団法人第3職員室が運営する3つの居場所、「ユースのリビング」、「みんなの勉強部屋」、「みんなのこども部屋 LINNAS Kanazawa」を利用する0~18歳の子どもたちです。 ただし、「まちのり」の無償貸し出しは「ユースのリビング」と「みんなのこども部屋 LINNAS Kanazawa」の2施設でのみ受付となります。

無償提供されるのは、電動アシスト付きの「まちのり」自転車とヘルメット、専用ICカードです。30分単位で利用でき、期間中は何度でも利用可能です。利用者は、交通ルールに関する説明を受けた上で自転車を利用することになります。この取り組みは、2024年3月31日までを予定しています。

なぜ「まちのり」の無償提供なのか?



多くの避難児童・生徒にとって、避難場所から支援施設までの移動手段が大きな課題となっています。徒歩では遠すぎる距離にある場合、バスや親の送迎に頼らざるを得ず、経済的負担や時間的な制約が課題となっていました。

「まちのり」の無償提供により、子どもたちは自ら自由に移動できるようになり、居場所へのアクセスはもちろん、買い物や塾、遊びなど、日常生活の幅も広がります。親御さんの負担軽減にもつながる、画期的な支援策といえます。

一般社団法人第3職員室が提供する居場所



一般社団法人第3職員室は、地震発生直後から能登半島に赴き、子どもたちへの支援活動を行っています。避難している子どもたちが安心して過ごせるよう、3つの居場所を提供しています。それぞれの居場所では、学習支援、遊び、相談など、子どもたちのニーズに合わせた様々なサポートを提供しています。

ユースのリビング: 中高生を対象とした居場所。自習室、休憩スペース、相談窓口などを提供。
みんなの勉強部屋:(現在休止中)中高生を対象とした自習スペース。
* みんなのこども部屋 LINNAS Kanazawa: 0~18歳の子どもを対象とした居場所。遊びや預かりサービスを提供。(3歳以下は保護者同伴)

「まちのり」について



金沢市中心市街地エリアに多数のポートが設置された、公共シェアサイクル「まちのり」。電動アシスト付きの自転車で、坂道も楽々です。返却も、利用可能なポートであればどこでも可能です。

利用方法



1. 各施設で利用登録をする
2. まちのり受付可能施設(みんなのこども部屋/ユースのリビング)で「まちのり」の無料貸し出しを受け付ける
3. ICカード、ヘルメット、説明資料を受け取る
4. まちのりを利用する
5. 返却期限日までに、受付可能施設で貸出物を返却する

今後の展望



一般社団法人第3職員室は、今後も子どもたちの心に寄り添い、安心して生活できる環境づくりに尽力していくとしています。今回の「まちのり」無償提供は、その一環として、大きな役割を果たすと期待されています。

問い合わせ先



https://dai3syokuinshitsue.wixsite.com/website

会社情報

会社名
一般社団法人第3職員室
住所
石川県金沢市泉野3丁目3番3号
電話番号

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