帯広マネキン、54年の歴史を引き継ぐ人材サービス事業の譲渡

帯広マネキン、人材サービス事業をサツキャリに譲渡

北海道帯広市にある有限会社帯広マネキン紹介所が、2025年2月1日をもって株式会社サツキャリにその人材サービス事業を譲渡することが発表されました。この発表は、帯広マネキンが54年間にわたり地域に貢献してきた歴史を持ち、同時に、未来に向けた新たな展開を示唆するものでもあります。

会社概要と歴史の背景

有限会社帯広マネキン紹介所は、十勝エリアで長い歴史を持ち、主に催事やイベントでの販売職を中心に人材紹介・派遣業務を行ってきました。その根底には、地域の人々や企業との信頼関係が築かれており、多くの取引先に支持されています。しかし、事業を承継しない決定が下される中、同社は解散を余儀なくされました。

サツキャリの意義

株式会社サツキャリは、インパクトホールディングスのグループ企業として知られ、幅広い人材サービスを展開しています。代表取締役社長の重松雄太氏は、帯広マネキンの事業譲受について「地域における人材サービス事業の価値を継承することができることは、非常に意義深い」と述べています。彼はまた、サツキャリがこれまで培ってきたノウハウと、帯広マネキンが54年間にわたって築いた信頼を融合させ、地域のニーズに応える新しいサービスへと進化させる意向を示しています。

地域へのコミットメント

事業譲受により、サツキャリは帯広マネキンのスタッフと、長年の経験を持つ専門家の知識を引き継ぐことになります。このことにより、同社は地域の人材紹介・派遣業務において更なるサービス向上を目指すとともに、従業員の雇用を維持し、地域社会に貢献できることを誓っています。重松社長は、「当社のミッションは、地域の皆様に寄り添ったサービスを提供することです。この譲受を機に、地元企業とのより強固な連携を築いていきたい」と明言されています。