ロヒンギャ難民支援プロジェクトの取り組み
群馬県館林市には、多くの在日ロヒンギャ難民が生活しており、彼らの若者たちが日本での学びに困難を抱えています。これを解決するため、慶應義塾大学の公認学生団体「S.A.L.ロヒンギャプロジェクト」が立ち上がり、クラウドファンディングを実施中です。この取り組みは、11月30日まで行われ、支援金を集めることを目的としています。
このプロジェクトは、ミャンマー政府からの迫害を逃れたロヒンギャ難民たちを視野に入れ、彼らが日本の教育にアクセスしやすくなるような環境を整えるために設立されました。活動の直接のきっかけとなったのは、ロヒンギャ活動家のカディザ・べゴム氏との出会いです。彼女は、「経済的や文化的な背景から学びに課題を抱えるロヒンギャの子どもたちを助けたい」と訴え、その声に応える形でこのプロジェクトが発足したのです。
プロジェクトの特徴
このプロジェクトでは、以下のような様々なサポートが計画されています:
継続的な学習支援
群馬県館林市での対面学習会を月に2回程度開催し、オンライン授業も行うことで、ロヒンギャの子どもたちが継続して学び続ける環境を整えています。これにより、距離や時間に制約されることなく、多様な学びの場を提供しようとしています。
質の高い受験支援
慶大生たちは、学校での学びを超えて、高校や大学への進学を目指す子どもたちへの受験対策も手厚くサポートしています。過去問の添削や模試の手配、それに願書記入のサポートなど、豊富な経験をもつ学生たちが寄り添って支援するとともに、子どもたちの受験への不安を軽減しています。
信頼関係を築くプロジェクト
「子どもたちに夢を叶える力を!」という理念のもと、企業見学や博物館訪問などを通じて、子どもたちの視野を広げる活動も行っています。また、スポーツや食事を共有することで、彼らとの信頼関係を築くことの重要性を大切にしています。
難民問題の啓発活動
プロジェクトで得た知見を社会に発信するため、ワークショップの開催やメディアへの取材協力、大阪・関西万博への出展など、さまざまな啓発活動も実施しています。これらの活動は、難民問題への理解を深めてもらう良い機会としています。
クラウドファンディングのリターン
このプロジェクトへのサポートには、さまざまなリターンが用意されています。たとえば、1万円の支援でロヒンギャ料理が楽しめるピクニックへご招待したり、現役慶大生とのオンライン交流会に参加できるプランがあります。また、3万円の支援者には、プロジェクトのHPやイベントに広告を掲載するチャンスも。
プロジェクト情報
- - プロジェクト名: 難民の子どもたちを対象とした学習会やイベントをもっと盛り上げたい!!
- - 期間: 2024年11月30日まで
- - URL: CAMPFIRE
この機会に、ロヒンギャ難民の子どもたちへの支援活動に参加し、彼らの未来を共に築き上げていくことができればと思います。
団体情報
- - 団体名: 慶應義塾大学公認学生団体S.A.L.ロヒンギャプロジェクト
- - 代表者: 石塚 稜平
- - 所在地: 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
- - URL: S.A.L.ロヒンギャプロジェクト