伊藤忠商事のSDGs
2021-06-01 04:00:02
『世界環境デー』に向けて伊藤忠商事が発信するSDGsメッセージの重要性
世界環境デーに向けた伊藤忠商事の取り組み
毎年6月5日は『世界環境デー』として、環境保護を意識する日として広く認知されています。この日に向けて、伊藤忠商事は新聞各紙にSDGsに関するメッセージ広告を掲載しました。この取り組みは、同社の中期経営計画「Brand-new Deal 2023」の一環として、SDGsへの貢献とその取り組みを強化するものです。
2021年に設立された『ITOCHU SDGs STUDIO』は、消費者が自らのSDGsに対する関わりを見つける場として位置づけられています。このスタジオでは、様々なSDGsの取り組みに関する情報を発信し、誰もが気軽に参加できる体験の機会を提供しています。中でも、冨永愛氏はこの活動のエバンジェリストとして、個人のアクションを促すキャンペーンを展開しています。
SDGsを身近に感じるためのメッセージ
今回の新聞広告では、冨永氏が表現した5つのビジュアルが使用されています。これにより、SDGsは国や企業だけでなく、個人の日常生活の中からも取り組むことができることを伝えています。たとえば、電気自動車を購入することはハードルが高いかもしれませんが、長持ちする電球を選択したり、冷蔵庫の詰め込み過ぎを避けたりすることは、誰でもすぐに実行できるアクションです。
叫ぶような大きな行動から始めるのではなく、小さな選択を通じてSDGsに取り組むことの重要性が強調されています。伊藤忠商事は、「私が主語のSDGs」を掲げ、個々のアクションを応援したいと考えています。
冨永愛の個人的な取り組み
冨永氏は自身の日常生活の中で実践しているSDGsの活動についても触れました。たとえば、冷蔵庫の中身を把握することで、食品ロスを減少させる効果があると指摘しています。普通の生活から意識的に取り組むことで、実は未来に貢献しているのです。
彼女は、エシカルな選択肢が増えている現代において、100%の完璧を求めるのではなく、できることから始める大切さを強調しています。最初の一歩を踏み出せない方には、まずは地球上の問題について知り、考えて行動することをすすめたいと語っています。日本では家庭からの食品ロスが約40%を占めていることを知った時、私たちの日常が少し変わるかもしれません。
知識を広め、行動を促す場としてのSDGs STUDIO
『ITOCHU SDGs STUDIO』は、そうした情報発信の場としても重要です。ここでは、SDGsに関わる数々の団体が活動を行い、その情報を広めることで、地域社会全体へと理解を促進しています。年6回程度の企画展や、ラジオ番組を通じてSDGsの取り組みに対する情報を発信し、さらに多くの人々にアプローチしています。
最後に
「知って、考えて、行動する」このステップを、一人ひとりが踏んでいくことによって、世界は変わっていくと信じています。伊藤忠商事は、SDGsに取り組むことが当たり前になり、やがては広告やアンバサダーが必要ない世界を築くことを願っています。このように、私たちの小さな行動が大きな変化の一歩となるのです。
会社情報
- 会社名
-
伊藤忠商事株式会社
- 住所
- 東京都港区北青山2丁目5番1号
- 電話番号
-
03-3497-2121