掃除道具シリーズ「BRUSHUP」がiFデザインアワード2025で受賞した理由

友安製作所、新たな掃除道具「BRUSHUP」受賞の快挙

株式会社友安製作所（大阪府八尾市）が、掃除道具シリーズ「BRUSHUP」で「iF デザインアワード 2025」最高賞の「iFゴールドアワード」を獲得しました。同社はインテリアやエクステリア、DIY商材を手がけており、特にデザインに対するこだわりが強いことで知られています。

シリーズ「BRUSHUP」の誕生

「BRUSHUP」は2023年10月にクリエイティブユニット・TENTとのコラボにより開発された、全6種類のホウキとチリトリからなる掃除道具シリーズです。このシリーズは、掃除を通じて新しいアイデアを生み出すことを目的としています。掃除道具そのものが空間に溶け込み、使いやすさだけでなく見た目にもこだわったデザインが特徴です。

デザインの背後にある思想

「ブランディングを進化させ、新しいものを生み出すためには、まず失敗を経て膨大なゴミを生じさせることが必要だ」という考えもあります。それと同時に、物理的・心理的な空白を作ることが大切で、身の回りを整えるための掃除道具が「BRUSHUP」で具現化されました。

物の特性を活かしたデザイン

「BRUSHUP」の全6種類は、それぞれ異なるシーンに適応する機能性と形状をもっています。まず「TRIANGLE」は三角形のチリトリで、ホウキを付けて持ち上げることで楽にごみを運べるデザインが特長。次に「CAN」はシンプルなゴミ箱ですが、裏側にホウキが収納されており、持ち上げるだけで掃除道具に早変わりします。その持ち手には、時間とともに風合いが深まる姫路レザーが使用されています。

「SWING」は独自の回転機構を採用していて、掃除の用途に応じて長さを変えることができ、また使わないときにはチリトリに収められます。「BAR」は玄関やバルコニーに適したデザインで、従来の道具とは一線を画すスタイルを持つアイテムです。さらに「BOOK」と呼ばれるホウキのデザインは本のように見え、収納に便利な特色があります。最後に「CARABINER」は、アウトドアで便利な小型ホウキです。

iF デザインアワードとは

iF デザインアワードは、1953年から続く国際的なデザイン賞で、ドイツ・ハノーバーに拠点を置くiF International Forum Designによって運営されています。このアワードは、世界的に著名なレッドドット・デザイン賞やIDEAと並ぶ、三大デザイン賞に数えられるものです。

友安製作所の今後

友安製作所は、今後も高機能で美しいインテリア商品を提供し、お客様に素晴らしい体験を提供することを目指しています。掃除道具「BRUSHUP」は、その理念を具現化した商品の一例となり、これからの暮らしに新たな彩りを加えることでしょう。同社の公式ページからも製品情報が得られるので、ぜひチェックしてみてください。

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