Finatextが「Planny BI」機能を発表
株式会社Finatext(東京都千代田区)は、金融機関向けのライフプランニング営業支援SaaS「Planny」に新たな機能「Planny BI」を導入し、2025年8月4日から提供を開始しました。この新機能は、顧客との面談で得られる定性情報をデータとして活用し、既存のCRMシステムと連携することで、金融機関全体の顧客管理と営業・コンサルティング力を向上させます。
提供背景
近年、金融機関におけるCRMの利用が進展する中、より深い顧客理解が求められています。特に、従来の数値データに加えて、顧客との対話から得られる定性データの重要性が増しています。これにより、営業担当者は顧客のライフステージや家族構成の変化、将来への不安などを的確に把握し、最適な金融商品を提案するための基盤が整えられます。
「Planny」はこのようなニーズに応えるために設計されており、ライフプランの詳細を把握し、金融商品のミスマッチを軽減することを目指しています。新たに提供される「Planny BI」機能によって、単なるツールから組織全体で顧客の定性情報を構造化して管理し、営業の質を高めるアドバイザリープラットフォームへと進化します。
「Planny BI」機能の概要
この機能は、顧客のライフプランシミュレーションや住宅ローン、相続に関する情報を含め、面談時に営業担当が得る定性情報を構造化データとして取り扱います。これにより、営業担当者の活動を組織全体で支援し、効率的な顧客管理や提案が可能になります。
主要機能
- - 高度な顧客検索・フィルタリング機能: 顧客の属性やシミュレーション結果に基づいて特定の条件に合致する顧客を絞り込むことができます。
- - 管理用顧客詳細画面: 営業担当者が顧客情報や活動履歴を一元的に確認・管理できる画面を提供します。
- - ライフイベント定義のカスタマイズ機能: 各金融機関に合わせたライフイベントの定義をカスタマイズ可能です。
- - ライフイベントのリマインダー機能: 顧客の特定のライフイベントに合わせて、担当者がタイムリーなアプローチを行えるよう支援します。
- - CRM連携機能: 構造化データを既存CRMシステムと連携し、顧客情報の共有と活用を実現します。
これらにより、営業担当者はより精度の高い顧客情報を持ってアプローチを行うことができ、顧客に対して適切な提案が可能となります。
導入による期待される効果
「Planny BI」機能を導入することで、金融機関は以下のようなメリットを享受できます。
- - CRM活用範囲の拡大: 従来の構造化されていなかった定性情報を活用することで、CRMの利用がより広がります。
- - 真の顧客理解: 定量データと定性データを統合し、顧客の潜在的なニーズを深く理解可能です。
- - オンライン・対面連携の強化: 各チャネルで一貫した顧客体験を提供できます。
- - マーケティングの自動化: 構造化された顧客データを使って、パーソナライズされたマーケティング施策を自動化します。
- - 営業活動の効率化: 顧客検索やフィルタリング機能でターゲット顧客へのアプローチがスムーズに行えます。
- - 継続的な顧客エンゲージメント: 顧客のライフステージの変化に応じたアプローチが可能になります。
「Planny」とは
「Planny」は、Finatextグループのビジョン「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中にする」を実現するための営業支援SaaSです。お客様の収入や支出、資産を視覚化し、将来の収支をシミュレーションすることで金融商品とのミスマッチを減らすことを目指しています。新しいBI機能の追加により、プランニングツールから顧客データを活用したアドバイザリープラットフォームへと進化した「Planny」。今後、業界にどのような変化をもたらすのか、大きな期待が寄せられています。
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