ウィメンズアイの環境宣言
2025-06-05 12:49:32

ウィメンズアイが発表した環境アクション宣言の意義と今後の取り組み

ウィメンズアイが発表した環境アクション宣言



NPO法人ウィメンズアイ(代表:石本めぐみ)は、地域に根ざした活動を通して女性のエンパワーメントを推進している非営利団体です。彼らは2025年5月30日に「ウィメンズアイ環境アクション宣言」を発表し、環境に対する姿勢を新たに示しました。この宣言は、日常の小さな選択が地域や社会の未来に影響を及ぼすという信念のもとに策定されました。これにより、環境への配慮を組織の活動全体に浸透させることを目指しています。

宣言の背景



ウィメンズアイが設立されたのは東日本大震災を契機とし、その後、地域内で「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」に注力してきました。この活動の中で、環境問題への取り組みが必要不可欠な要素であることを認識し、様々なプログラムやワークショップを通じてその具体化に向けた議論を行っています。

環境アクション宣言の6つの柱



環境アクション宣言は、次の6つの柱から成り立っています。
1. 資源を大切に使う: 使い捨てを避け、リユースやリサイクルに努めます。
2. 地元の資源を活かす: 地産地消を推進し、地域経済の循環にも寄与します。
3. 環境負荷の少ない移動を推奨: 公共交通や徒歩を利用し、環境に配慮した移動を促進します。
4. エネルギーの使い方を見直す: 省エネや再生可能エネルギーを積極的に活用します。
5. 学び合いを通じて意識を育てる: 参加型の学習機会を提供し、無意識的な意識を高めます。
6. 地域と協力して行動する: 地元住民や団体との協働を通じて、地域全体での環境問題への取り組みを強化します。

ワークショップを通じたプロセス



環境アクション宣言を策定する際、ウィメンズアイはプロセスを重視しました。2023年4月に、スタッフ全員が気仙沼に集まり、環境問題に対する意見交換やアイデア出しを行いました。このワークショップでは、各自の経験を踏まえた具体的な行動プランが提案され、参加者同士の対話が活性化されました。このようなオープンな議論を大切にし、共に方針を決めるプロセスを堅持しています。

スタッフの矢野明日香氏は「生ごみを土に還し、野菜を育てる地道な取り組みが重要」と述べ、実生活の中で環境問題に関わることの重要性を強調しました。

環境問題に対する意識の変化



ウィメンズアイの活動が始まった2015年、グラスルーツ・アカデミーの中で出会った現実は大きなインスピレーションを与えました。研修中に地元のケータリングを利用した際、料理の美しさと味の素晴らしさに感動しつつも、大量の使い捨てプラスチックが使われていたことに衝撃を受けました。この体験が、環境への配慮をただのお願いでは終わらせず、具体的な行動指針として明文化する必要性を感じさせました。

今後、9月には奈良県明日香村で「グラスルーツ・アカデミー in 奈良」が開催される予定で、そこでの運営やプログラムはこの環境アクション宣言を実践の指針として展開されます。環境に配慮した選択肢を参加者とともに実践し、体験を通じての学びを深める場とする計画です。

まとめ



ウィメンズアイは、環境アクション宣言を指針に、主催するイベントや日常の運営において環境負荷を低減する選択と行動を継続的に行っていきます。これにより、地域社会全体で環境問題への責任を果たし、日々の実践から未来への持続可能な姿勢を育てていくことを目指しています。私たちの行動一つひとつが、明日をより良いものにするための力になると強く信じています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人ウィメンズアイ
住所
宮城県本吉郡南三陸町歌津字田表35-1
電話番号

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