首都圏中古マンション価格、7カ月連続下落も地域差拡大!千葉県西部は13カ月ぶり上昇!
不動産情報サービスのアットホーム株式会社が発表した2024年5月の中古マンション価格動向によると、首都圏全体では前月比横ばい、前年同月比では7カ月連続で下落となりました。しかし、エリア別に見ると、地域差が拡大していることがわかります。
特に注目すべきは、千葉県西部です。同エリアは13カ月ぶりに前月比で上昇しました。これは、近年、東京へのアクセスが良好で、比較的価格が抑えられていることから、首都圏の中でも人気が高まっていることを示しています。
一方、埼玉県(さいたま市/埼玉県他)は、5カ月連続で下落しました。東京都下は4カ月ぶり、神奈川県他は2カ月連続で上昇するなど、エリアによって明暗が分かれています。
東京23区と神奈川県他は最高額更新
東京23区は10カ月連続、神奈川県他は2カ月連続で最高額を更新しました。これは、不動産市場全体では下落傾向にあるものの、人気の高いエリアでは依然として需要が高まっていることを示しています。
今後の動向は?
今後の首都圏中古マンション市場は、金利上昇や経済状況の影響を受けながら、変動していく可能性があります。引き続き、各エリアの動向を注視していく必要があるでしょう。
調査概要
対象エリア:東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市
対象データ:不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された中古マンション(重複物件はユニーク化)
定義:本調査では、上記対象データの「1 戸あたり登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。
首都圏中古マンション市場、活況と停滞が入り混じる状況
首都圏中古マンション市場は、依然として複雑な状況にあると感じます。全体としては、金利上昇や経済状況の影響を受けて、下落傾向が続いているものの、エリアによって明暗が分かれています。
千葉県西部のように、東京へのアクセスが良く、比較的価格が抑えられているエリアでは、人気が高まり、価格上昇も見られます。一方、埼玉県の一部エリアでは、依然として下落傾向が続いています。
東京23区と神奈川県他の一部エリアでは、最高額を更新していることから、人気の高いエリアでは依然として需要があることが分かります。しかし、これらのエリアは、価格が高騰しているため、購入を検討する際には、慎重な判断が必要です。
今後、首都圏中古マンション市場がどのように変化していくのか、注目していく必要があります。特に、金利上昇や経済状況が大きく影響すると思われるため、今後も各エリアの動向を注視していく必要があるでしょう。
個人的な感想
個人的には、千葉県西部の価格上昇は、注目すべきポイントだと感じています。東京へのアクセスが良好で、比較的価格が抑えられていることから、今後も人気が高まっていく可能性があると考えられます。
また、東京23区や神奈川県他の一部のエリアでは、依然として需要が高まっていることから、これらのエリアは、今後も高価格帯で推移していく可能性があります。しかし、高価格帯のため、購入を検討する際には、慎重な判断が必要となります。
全体的には、首都圏中古マンション市場は、依然として不透明な状況にあると言えます。今後の動向を注視していく必要があるでしょう。