近畿大学、初の高校生ビジネスプランコンテストを開催

近畿大学初の高校生ビジネスプランコンテスト開催

近畿大学は、2025年7月27日（日）にオープンキャンパスの一環として、初となる「高校生ビジネスプランコンテスト」を開催することを発表しました。このコンテストは、近畿大学附属高等学校や準附属高等学校、工業高等専門学校の在校生を対象としており、学生たちが日常生活における身近な課題や気づきをもとにビジネスプランを考案し発表する場を提供します。

コンテストには81組の応募があり、その中から選ばれた10組のファイナリストが登壇し、日常を少しでも良くするアイデアを競い合います。今回のコンテストの審査基準は、「アイデアの着眼点」、「実現可能性」、「収益性」、そして「独創性」の4つです。最優秀賞には1万円分のAmazonギフトカード、優秀賞には5千円分が贈呈され、さらに全ての登壇チームには1年間利用可能な「KINCUBA Basecamp」の無料利用権が提供されます。

このビジネスプランコンテストは、近畿大学が4月から取り組んでいる起業支援プログラム「KINCUBA（キンキュバ）」の一環として行われるものです。「KINCUBA」は近畿大学発のベンチャー企業を支援するプログラムで、2025年7月現在には147社が登録されており、学生や研究者の起業支援を行っています。

大会の詳細

- 日時: 令和7年（2025年）7月27日（日）13:00～15:00
- 場所: KINCUBA Basecamp（大阪府東大阪市小若江3-6-9、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分）
- 対象者: 近畿大学の学生、教職員、一般の方（入場無料、事前申込不要）

オープンキャンパスの開催は11:00～16:00であり、その中でコンテストが行われることになります。コンテストのスケジュールは以下の通りです:

1. 13:00～13:02 開会挨拶・審査員紹介
2. 13:02～14:42 高校生によるプレゼン発表
3. 14:42～14:47 審査
4. 14:47～14:57 結果発表・表彰
5. 14:57～15:00 閉会挨拶

登壇者と発表内容

登壇予定の高校生たちには、地域活性化をテーマにしたアイデアや最新技術を活用したビジネスプランなど多様な内容が揃っています。たとえば、地産地消を促進する備蓄モデルや、AIを駆使した避難システム、ゲーミフィケーション型の農業プラットフォームなど、若い発想から生まれるアイデアが楽しみです。

審査員陣

審査員には、よりかけ株式会社の代表取締役や、KINCUBA Basecampのマネージャー、近畿大学の経済学部の教授など各分野の専門家が名を連ねています。彼らの専門的な視点による公正な審査が行われることでしょう。

近畿大学の「KINCUBA」は単なる起業支援を超え、学生たちに実際のビジネスの機会を与えるプラットフォームとして機能しています。「KINCUBA Basecamp」は、起業を目指す学生たちがいつでも集まり、アイデアを交流できる安全で便利な環境としても注目されています。

今後もこのようなイベントを通じて、多くの高校生が自らのアイデアを実現するステップを踏んでいくことを期待します。