小牧市消防本部への感謝状贈呈式が話題、FireTechの新たな取り組み

小牧市消防本部への感謝状贈呈式

2025年6月12日、愛知県丹羽郡に本社を置く株式会社ファイテックは、小牧市消防本部に対し、山林火災用の消火剤「Forest Defender 500L」および消毒用アルコール20Lを寄贈しました。これに伴い、小牧市消防本部はファイテックに感謝状を贈る贈呈式が行なわれました。

寄贈内容と感謝状の授与

この贈呈式には、小牧市消防本部の消防長、小口高広様をはじめとするスタッフが出席しました。式典では目録の受け渡しが行われ、その後、感謝状の授与と記念撮影が行なわれました。小口消防長は、「市の東部には山があり、火災が起これば消火が難航するかもしれません。特に住宅火災の再燃が最も怖い。森林火災や再燃防止に効果的な消火剤の寄贈は非常にありがたく、地域の防災力向上に寄与します」と感謝の意を表しました。

寄贈の背景と目的

近年、全国的に山林火災のリスクが高まっており、消防活動には「即応性」「機動性」「持続性」「安全性」といった要素が求められています。ファイテックの「Forest Defender」は、水で1～6％に希釈することで高い消火能力を発揮し、難燃性や耐塩性にも優れています。また、住宅火災への応用も可能とされ、実際に2025年2月の岩手県大船渡市での森林火災現場でも使用され、高評価を得ています。

火災件数は年々減少傾向にありますが、気候変動による異常高温の影響で、新たな大規模火災がいつ発生するか分かりません。そのため、ファイテックは地域の防災力向上に寄与したいという思いから、こうした製品の社会的実装を通じて消防活動を支援しています。

贈呈式の概要

- 日時：2025年6月12日（木）13:30～14:00
- 場所：小牧市消防本部
- 出席者：小牧市消防本部消防長および随行者（計3名）
- 進行内容：開式挨拶、贈呈者挨拶、目録の贈呈、謝辞、記念撮影、閉式

ファイテックの使命

ファイテックは火災による被害を最小限に抑えるために、研究開発と社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。「火災から一人でも多くの人命を守り、人類社会に貢献する」という理念のもと、全国の消防機関や自治体との連携を深め、より安全で良好な防災社会の実現を目指しています。

会社概要

- 商号：株式会社ファイテック
- 代表者：林富徳
- 所在地：愛知県丹羽郡大口町秋田3-101
- 設立：2010年
- 資本金：4,800万円
- 事業内容：消防関連化学製品製造業
- URL：ファイテック公式サイト

今後の展望

株式会社ファイテックは、消防化学領域だけでなく、AI・IT分野にも力を入れています。特に、2024年11月にローンチした「Passluck」は、宅配ボックスの暗証番号を安全に管理するシステムで、社会の利便性とセキュリティを向上させる取り組みにも力を入れています。今後も地域社会の防災力向上を実現するための製品開発に注力していきます。