Hubble、シリーズBラウンドを完了
契約業務・管理クラウドサービス「Hubble」を提供する株式会社Hubble(東京都渋谷区、CEO:早川 晋平、CTO:藤井 克也、CLO:酒井 智也)は、シリーズBラウンドの最終段階としてシンガポール政府系投資会社Temasekが母体のグローバルベンチャーキャピタル、Vertex Ventures Southeast Asia & India(以下「Vertex Ventures SEAI」)およびDNX Venturesから総額8億円の資金を調達し、累計で23億円を達成したことを発表しました。この調達により、Hubbleは開発体制の強化と生成AIを活用したプロダクトの進化を加速し、契約DXの未来を開拓していくことを目指します。
資金調達の詳細
今回の調達は、Vertex Ventures SEAIとDNX Venturesの支援を受けた第三者割当増資により行われました。Vertex Ventures SEAIは、東南アジアとインドに注力するベンチャーキャピタルであり、特に日本のリーガルテック領域での画期的な投資となっています。
Hubbleは、リリース以来700社以上に導入されており、特に契約AIエージェント「Contract Flow Agent(CFA)」は、7月に正式ローンチした後、20週連続で新機能を提供。これにより、顧客から高い期待と反響を得ており、開発スピードを維持しながら2025年度内の機能完成を目指しています。
投資使途
調達した資金は、主に以下の分野に特化して使用されます。
1. 生成AIを用いた新機能の開発。
2. 既存プロダクトの強化。
3. カスタマーサクセスおよび導入支援体制の拡充。
また、グローバル展開を見据えた組織基盤の整備にも重点的に取り組みます。これにより持続可能な成長を実現する予定です。
投資家からの期待
Vertex Ventures SEAIのパートナー、Nikhil Marwaha氏は、「日本のSaaS市場はデジタル化の進展により急成長している」のと同時に、「AIは多くの産業に変革をもたらしており、リーガルサービス分野の成長が特に早い」と述べています。Hubbleが提供する契約ライフサイクルマネジメント(CLM)プロダクトは、組織の法務業務における様々な課題を包括的に解決しており、最先端のAI技術を融合させています。
Hubbleの今後
HubbleのCEO、早川晋平氏は、「今回の資金調達により、さらなる開発と普及を加速し、顧客がHubble導入前の業務が想像できないほどの変革を実現する」と声明を発表しています。法律業務のインフラを築き、日本の生産性向上に全力で貢献するという目標を掲げています。
Hubbleとは
Hubbleは、法務部門と事業部門の協業を強化し、契約業務基盤を構築するためのクラウドサービスです。99%の継続率を誇り、上場企業をはじめとする多くの企業に着実に利用されています。
特徴としては、契約書の審査依頼から作成、締結済契約書の管理まで一貫してAIを活用することができます。また、コミュニケーションツールや電子契約システムとのAPI連携も進んでおり、既存の業務環境と柔軟に組み合わせることが可能です。
Contract Flow Agent
特に注目されるのが、契約AIエージェント「Contract Flow Agent(CFA)」です。CFAは、契約業務を進める上で必要な知見を持ち合わせたAIで、過去の業務履歴やルールを元に次に取るべきアクションを提案し、効率的な業務進行を支援します。
このような背景の元、Hubbleは今後も成長を続け、契約業務に革命をもたらす存在であり続けるでしょう。