ジールスがAIエンジニア向けに無償GPU提供
株式会社ZEALS(ジールス)は、生成AIエンジニアに向けてGPUの無償貸与プログラムを開始することを発表しました。このプログラムは、同社が株式会社VOLTMINDと協力して実施され、AI技術の研究開発を支支援するものです。今回提供されるのは「NVIDIA RTX A5000」を搭載した強力なGPUで、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の開発環境を整備します。
生成AIのニーズとその背景
近年、生成AIの技術が急速に進展し、ChatGPTをはじめとする大規模言語モデルの利用が広がっています。そのため、企業やエンジニアの間では、これらの技術を駆使して新たなプロダクト開発が求められています。しかし、それを実現するには、大量のデータを処理できる高性能の計算環境が必須です。この環境を整備するためには高額なコストがかかり、エンジニアにとっては大きな障壁となっています。今回のプログラムは、こうした課題を解決し、より多くのエンジニアが先端技術にアクセスできるようにすることを目的としています。
プログラムの概要と参加方法
プログラムは以下の通り進められます。まず、著名なAIキャラクター開発者であるサルドラ氏がコミュニティの運営を担当し、参加希望者は必要な情報を提供し、選考を受けることになります。選考に通過したエンジニアには、NVIDIA RTX A5000を7枚搭載したGPUサーバーを貸与されます。
1.
ハードウェア構成
- NVIDIA RTX A5000を搭載したGPUサーバーを3台
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日程
- 2024年3月15日(土)12:00から4月15日(火)11:59
3.
利用枠
- 各エンジニアに基本的に1週間貸与(最大12名)
- ジールスとのカジュアルな面談に参加することで、利用期間が2週間に延長される可能性あり(最大6名)
4.
開発内容の自由度
- 制限なしでプロトタイプや実験的プロジェクトに取り組むことが可能で、ジールスのエンジニアがメンターとしてサポートを行います。
代表のコメント
このプログラムに参加することで、エンジニアが実践的な開発に集中できる環境が提供されます。株式会社VOLTMINDの代表取締役である北森聖士氏は「生成AIエンジニアがアイデアを自由に試せる場を大切にしてきた」と述べており、今回のプログラムを通じて新たなサービスやソリューションが生まれることへの期待を寄せています。
ジールスの代表取締役である清水正大氏も「AIに熟知した人材の育成が市場の活性化には不可欠」と述べ、LLMコミュニティとの貢献を通じた人材育成の重要性を強調しています。
会社概要
ジールスは2014年に設立され、東京都目黒区に本社を構える企業です。多くのプロダクトを世の中に提供し続けており、AI関連の開発に注力しています。興味のある方は、
応募フォームを通じて申し込むことができます。
また、お問い合わせは以下のメールアドレスにて受付中です。
[email protected]
この新たな取り組みを通じて、多くのエンジニアが次世代のAI技術を手にし、革新的なプロジェクトに挑戦できることを期待しています。