Linkage治験セミナー
2024-08-19 15:34:31

強皮症患者会Linkageが新たな希望を提供する治験セミナー開催

強皮症患者会Linkageの発足記念イベント



2024年8月3日、強皮症患者会Linkageと株式会社ピアハーモニーの協力により、「治験セミナー&ピアカフェ」が開催されました。このイベントは、Linkageの発足を記念し、患者の治験への参加意義を学ぶ場として多くの注目を集めました。

合計31名(会場21名、オンライン10名)の参加者が集い、治験に関する正確な知識と患者参画の重要性を学びました。講演にはJPPaC前理事長の畑中和義氏とInspire Japan WPD代表理事の奥瀬正紀氏を迎え、治験プロセスとその安全性について説明が行われました。

治験セミナーのプログラム



講演1「患者参画とは何か」



講師: 畑中和義氏(JPPaC前理事長)

薬の開発において、患者の経験的な知識が持つ価値を強調し、患者団体と製薬企業が協力することの重要性について語られました。参加者は、この講演を通じて患者の声がどのように医療に貢献するかを知り、大きな意義を感じた様子です。

講演2「医療用医薬品の研究開発について」



講師: 奥瀬正紀氏(Inspire Japan WPD代表理事)

医薬品の開発にかかるプロセスや、治験がどのような役割を果たすのかを丁寧に解説。治験参加に際しての法的保護や安全性の重要性も述べられ、患者の不安を軽減する内容となっていました。参加者からは、「治験の安全性を知ることで不安が減った」という声が多く上がりました。

リアルな治験体験を共有



治験トークのセッションでは参加者が治験についての実体験をお弁当を食べながら共有し、一体感をもって交流しました。今治験に参加している患者さんは「治験薬が承認されたときの誇りを感じた」と語り、通院頻度を理由に参加を断念した患者は「条件に合う治験があれば再挑戦したい」と希望の声を響かせました。治験に参加したことで人生が変わった候補者の話は他の参加者にとっても励みとなりました。

オンライン参加者からも、その熱気が画面越しに伝わり、「生の声が非常に参考になった」との感想が寄せられ、これらの経験談は参加者にとって貴重な学びとなりました。

ピアカフェの盛り上がり



ピアカフェでは、参加者は5つのグループに分かれ、自分の経験や困りごとをシェアしました。共通の悩みを持つ仲間との顔を合わせた交流は、患者さんにとってとても大切な時間だったようです。これによって、参加者は互いの経験から新たな希望や情報を見出しました。

今後の展望と団体の活動



このイベントはLinkageの発足を記念するものであり、患者参画の重要性が再確認される機会となりました。Linkageとピアハーモニーは今後もこのような活動を続け、患者が安心して治験に参加できる環境を整えていく予定です。強皮症患者とその家族のために、医療の現場に患者の声を届け続ける活動が期待されています。

Linkageについて



強皮症患者会Linkageは、強皮症患者とその家族が集まるサポートグループで、2024年6月に設立されました。患者同士の交流と学びの場を提供し、厚生労働省との連携も進めています。

ピアハーモニーの役割



株式会社ピアハーモニーは、難病患者の孤立を防ぐためのオンラインプラットフォームを開設し、患者の声を大切にしながら医療の発展に貢献する活動を行っています。

このように、医療の現場において患者が声を持つことは、今後の医療の質を向上させるために非常に重要です。彼らの未来に向けた希望を支える活動は、今後の医療の進展にもつながることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ピアハーモニー
住所
東京都練馬区桜台1-38-6
電話番号
080-3505-7169

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