サーバーワークス、AI事業へ本格参入を発表
東京都新宿区に本社を構える株式会社サーバーワークスは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のプレミアティア サービスパートナーとして、AI(人工知能)領域に本格的に進出することを発表しました。特に、Hike Venturesの3号ファンドに出資し、生成AI事業の推進を加速させる狙いがあります。この新たな出資により、同社は世界的に成長を遂げているAI市場において、競争力を強化することを目指しています。
出資の背景
最近、AIビジネスは急成長を遂げており、多くの企業が注目を集めています。AI技術の進展により、データ分析や機械学習、自動化などの分野における効率化が進んでおり、新たなビジネスチャンスも生まれています。特に、クラウド技術との連携がAIビジネスの成功には欠かせない要素となっています。クラウドはAIが生成する膨大なデータを処理するための基盤を提供し、高度な計算リソースを迅速にスケールアップ可能です。これにより、AI技術とクラウドビジネスの強いシナジー効果が生まれています。
サーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」というビジョンを掲げ、今後はクラウドとAIを融合させた新たな顧客サポートが重要になると見込んでいます。2024年3月には、AWS上に生成AI環境を構築するサービス「生成AI活用 on AWS」、続いて同年6月には生成AIを利用したプロダクト「Not A Chat」をリリース予定です。10月には、AWSを活用した「AIソリューション」の提供も計画しています。
Hike Venturesとは
Hike Venturesは、AI技術を活用するスタートアップに投資を行うベンチャーキャピタルで、特に北米のアーリーステージ企業に注目しています。2018年以降、60社以上への投資実績があり、シリコンバレーでのAI技術活用のトレンドを把握することが可能です。サーバーワークスにとって、Hike Venturesはグローバルなネットワークの構築と、北米でのスタートアップの状況を把握する上で重要なパートナーです。
これからの展望
サーバーワークスは、これまでのクラウド技術に基づく経験をさらに深化させ、AI技術との連携を図ることで次世代のデジタルトランスフォーメーションを促進しようとしています。企業のデータ活用能力を向上させ、特に業務自動化やカスタマーエクスペリエンスの向上に注力しています。これにより、クラウドビジネスとAIビジネスの統合が持続可能なビジネスモデルを支える重要な要素となることは間違いありません。
サーバーワークスは、今後もAIとクラウドの革新を推進し、顧客のニーズに迅速に応えながら新たな価値を生み出していく方針です。デジタルトランスフォーメーションの次なる一歩として、企業の競争力を高めるための具体的な施策を講じていくことを約束します。エコシステム全体を活かしたAIとクラウドの相乗効果を最大限に引き出し、より持続可能な未来を切り拓いていくという決意を持っています。
会社概要
サーバーワークスは2008年からクラウドの導入と最適化に取り組み、1340社を超える導入実績を誇ります。AWSパートナーネットワークの最上位である「AWSプレミアティアサービスパートナー」にも認定されており、その信頼性や実績は業界内で広く認知されています。今後も多様なサービスを通じて、顧客のビジネスの成長を支える体制を整えていく意向です。