ケア協会の挑戦
2022-04-28 12:13:53
エンドオブライフ・ケア協会が目指すウェルビーイングとは
エンドオブライフ・ケア協会が提唱する新たなケアのかたち
人生の最終段階、特に高齢者や病を抱える方が直面する「解決困難な苦しみ」に対する心のケアが、ますます重要になってきています。その中で、エンドオブライフ・ケア協会が掲げる「ユニバーサル・ホスピスマインド」は、全ての人に必要なメンタルケアを提供するための活動です。この協会は、ホスピス医である小澤竹俊によって設立され、個々が抱える深刻な問題に向き合うための道筋を示しています。
ユニバーサル・ホスピスマインドとは
「ユニバーサル・ホスピスマインド」は、無理のない心のケアを広めることを目的にしています。この活動は、0歳から101歳まで、幅広い年齢層の人々が参加し、共に声を上げることで、どんな状況でも心穏やかに過ごす力を養うことを目指しています。2022年4月、その理念を特設サイトとして発表し、多くの人々にこのケアの重要性を伝えてきました。
解決困難な苦しみへの向き合い方
ほとんどの人は「問題解決のための方法」を学んでいますが、排除しがちな「問題解決ができない苦しみ」に対する理解は深まりません。エンドオブライフ・ケア協会は、この課題に挑戦し、参加者が死や病気といったテーマに対してどのように心の準備をすることで穏やかに過ごせるかを学ぶ機会を提供しています。
幅広い世代の声をつなぐ取り組み
特設サイトでは、幼少期から高齢者まで、さまざまな世代が「ユニバーサル・ホスピスマインド」のスピーチを行いました。若い世代が、将来の不安に対してどう考えるか、高齢者が終末期に対する心の持ち方について、彼らの声を反映したメッセージが掲載されています。このように、多世代が共に声を上げることで、コミュニティとしての結束力と理解を促進しています。
社会課題への取り組み
エンドオブライフ・ケア協会は、特に超高齢少子多死時代にふさわしい活動を展開しております。その目的は、解決できない苦しみを抱える人々が最期まで豊かな人生を実感できる社会の実現です。これに従い、様々なセミナーやワークショップを通して、技術やマインドを共有し、心のケアを地域に広げていく活動を進めています。
存在する意義と課題
人生の最終段階において、特にこころのケアは非常に重要であるものの、料金の発生や専門的な知識の必要性から、実際に取り組みにくい面もあります。そこで、エンドオブライフ・ケア協会は、誰でもが心に寄り添うことができるような社会の構築を目指し、ボランティア活動や地域活動も積極的に行っています。
おわりに
エンドオブライフ・ケア協会の活動は、単なる医療や介護の枠を超え、人生の意味や喜びを再確認するきっかけを提供しています。すべての世代がこの取り組みに参加できることから、よりよい社会の実現へとつながっていくでしょう。ぜひ、特設サイトを通じてこの活動に触れ、広めていく一助となっていただければと思います。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会
- 住所
- 東京都港区虎ノ門3-17-1 TOKYUREIT虎ノ門ビル6階
- 電話番号
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03-6435-6404