東京通信大学とウズベキスタンのIT教育に関する新たな協定
2024年8月1日、東京通信大学はJapan Digital University、ウズベキスタン共和国デジタル技術省とともに、重要な三者協定を締結しました。この合意は、ウズベキスタンにおけるICT教育の発展を目指し、東京通信大学が持つIT人材育成の豊富な経験を活用して協力していくことを目的としています。
この協定の締結は、ウズベキスタンのロスタム・カリムジョノフ副大臣の来日に伴い行われました。この際、副大臣と大使が出席した会談も行われ、両国間の教育協力について活発な意見交換がなされました。東京通信大学からは、木村泰己常務理事と情報マネジメント学部長の加藤泰久教授が出席し、ウズベキスタンの経済発展やIT人材の育成の重要性について意見を交わしました。
ウズベキスタンは「IT立国」を目指し、近年、IT人材育成に対して国家的な投資を行っています。タシケントにあるITパークは、既に2167社がオフィスを構え、特に海外IT企業の進出が目覚ましい地域とされています。全体の約25%の企業が海外企業であり、IT業界の成長が注目を浴びています。
このような背景を受けて、東京通信大学はオンライン完結型の教育を提供し、海外の学生も積極的に受け入れています。2020年からウズベキスタン共和国と提携で設立されたJapan Digital Universityは、ウズベキスタンの学生に日本の大学で学ぶ機会を提供しており、多くの学生が母国に居ながらにしてダブル・ディグリー制度で日本の学位を取得しています。これにより、ウズベキスタンで育った学生たちが将来的にITを活用した事業やサービスを展開したいという夢を持つようになっています。
新たな協定によって、東京通信大学はさらにきめ細やかな教育機会を提供できるようになります。この信頼関係を基に、同大学はウズベキスタンと共にIT人材育成に全力を注ぎ、未来を担うグローバルな人材を育てる努力を続けるとのことです。
ウズベキスタン共和国について
ウズベキスタンは中央アジアに位置する内陸国で、首都はタシケントです。面積は約44万8,969㎢、人口は約3,570万人で、国家語はウズベク語ですが、ロシア語も広く通用しています。IT人材の育成に力をいれているウズベキスタンは、今後さらに国際的なつながりを深めていくことでしょう。
Japan Digital Universityについて
Japan Digital Universityは、2020年にウズベキスタンで設立された大学であり、日本の大学と連携し、ダブル・ディグリー制度を通じて学生に国際的な視野を提供しています。デジタル・ナレッジが運営するこの大学は、国内外での教育機会を拡大し、グローバルな人材を育成することを目指しています。さらに、今後のIT教育の発展に寄与することが期待されています。
東京通信大学について
東京通信大学は、2018年に設立された文部科学省認可の通信制大学です。オンライン講義を通じて、通学不必要で卒業が可能なため、全国各地、さらには海外からの学生も学んでいます。学ぶスタイルが多様であることで、世代を超えた学生たちが一緒に学び合う環境を提供しています。今後もウズベキスタンとの連携を通じて、さらなる発展を目指します。