マネックス証券がBrazeを導入し、リアルタイム施策で成長戦略を加速
マネックス証券株式会社は、カスタマエンゲージメントプラットフォームのBrazeを導入したことを発表しました。この取り組みにより、同社はリアルタイムでのマルチチャネル施策を通じたビジネス拡大を目指しています。
マネックス証券とは?
1999年に設立されたマネックス証券は、日本国内で個人投資家向けの幅広い金融サービスを提供してきました。株式や投資信託、FXなど多様な金融商品を取り扱うこのオンライン証券会社は、手数料が安く、先進的な投資ツールが充実している点で人気を集めています。特に、初心者向けのサポートや情報提供に力を入れているため、新たな投資家の獲得が期待できます。
2024年1月には株式会社NTTドコモと資本業務提携を行い、連結子会社へと移行しました。これにより、今後のサービス連携にはさらなる期待が寄せられています。
Brazeとは?
Brazeは、顧客とブランドの関係を深化させるカスタマーエンゲージメントプラットフォームで、マーケティング担当者がリアルタイムでパーソナライズされたコミュニケーションを実現できます。豊富なデータソースをもとに施策を実行することが可能で、効率的なマーケティングを支援します。
マネックス証券の新たな取り組み
従来、マネックス証券のマーケティング活動は主に新規顧客の獲得に重点を置いていましたが、Brazeを活用することで既存会員の育成やナーチャリング施策を強化します。具体的には、例えば日本株だけを取引している投資家に米国株や債券を提案したり、特定の銘柄に固執している場合には別の銘柄の取引を促したりします。また、運用実績が芳しくない顧客にはロボアドバイザーの使用を勧めるなど、顧客の動向をリアルタイムで捉え、的確なサポートを行います。
さらに、アプリやウェブを通じたクロスチャネルのコミュニケーションも進行中で、Brazeの機能を最大限に活用し、今後の成長を後押しします。
まとめ
マネックス証券がBrazeを採用することで、単なる新規顧客獲得に留まらない、より戦略的なマーケティング施策が実現可能となります。リアルタイムなデータ分析を駆使し、顧客との関係構築を一層強化することで、高い投資効果が期待されるでしょう。金融業界でのデジタルトランスフォーメーションが進む中、今後の動向が注目されます。