クリエーションラインとdotData、データ活用の新時代を切り開くパートナーシップを発表
2023年、クリエーションライン株式会社(東京・千代田区)とdotData, Inc.(米国・カリフォルニア州)が、企業向けのAIとデータの活用を促進するために戦略的パートナーシップを締結した。この提携は、両社の技術と専門知識を持ち寄り、顧客企業のデータ活用力を強化することを目指している。
パートナーシップの概要
クリエーションラインは、業界の最先端技術を駆使し、アジャイル開発やクラウドネイティブなサービスを提供する企業。一方、dotDataは、企業が直面するデータ分析の難題、特に「特徴量」の発見・抽出を自動化する独自の技術を持っている。この技術により、データの活用が一層スムーズかつ効率的に行える。最近では、生成AIの進展により、企業は業務プロセスや提供価値の見直しを急務とし、AI駆動型の組織への変革が重要な課題となってきた。
この新たなパートナーシップによって、クリエーションラインのアジャイル開発技術とdotDataの高度なデータ分析技術が融合し、企業のデータ利活用を包括的に支援することができるようになる。
4つの支援軸によるデータ活用の促進
クリエーションラインとdotDataは、以下の4つの側面から顧客企業をサポートする計画を立てている。
1.
技術:最先端のデータ分析技術を提供し、AI時代のデータ活用を後押しする。
2.
人材:業務を基点にした分析や企画が行える人材の育成を支援し、データ活用の民主化を進める。
3.
文化:アジャイル思考を取り入れ、データドリブンな意思決定を促進するカルチャーを育む。
4.
環境:異なる部門がスムーズに連携できるクロスファンクショナルな環境を整備する。
このように、企業がAIとデータを活用して新たな価値を生み出せるよう、多面的にアプローチしていく。
今後の展開
両社は、このパートナーシップを通じて、様々な業界の特有の課題に対応したソリューションの開発や成功事例の共有を進め、日本企業のデータドリブン経営を実現する方向で取り組む。第一弾として、両社が提供する4つのコアフレームワークとdotDataのビジネスアナリティクス人材育成プログラムを組み合わせた新サービスを発表する計画だ。このプログラムでは、生成AI時代に対応したデータ分析に必要なスキルを育成し、データ駆動型のデジタル変革(DX)を促す取り組みが含まれている。
クリエーションラインとdotDataの声
クリエーションライン代表取締役 安田 忠弘は、「今回の提携により、当社のアジャイル開発やデータ基盤の知見を活かし、高度なデータ分析ソリューションを提供できることを嬉しく思います」と語り、顧客のAI/データ活用力の向上に寄与する意欲を示した。
また、
dotData CEO 藤巻 遼平も「このパートナーシップにより、2社の技術力が融合し、企業のDXに貢献できることを嬉しく思います。多角的なアプローチで企業を支援していく」とコメントした。
イベント開催のご案内
両社は、2024年12月16日(月)16:00から、クリエーションライン本社にて「生成AIによって変革する企業のデータ利活用とデータ人材」というタイトルのイベントを開催する。このイベントでは、AI/データ活用の民主化に向けた取り組みが紹介され、参加者同士の交流の場も提供される予定だ。
詳しくは、
こちらで情報を確認できる。
まとめ
クリエーションラインとdotDataのパートナーシップは、データ活用の新たなステージへと進化を遂げるもの。企業のデータ利活用を推進するための包括的な支援が期待される中、今後の展開から目が離せない。