業務用インクジェットプリンターの新時代
ローランド ディー.ジー.株式会社は、業務用インクジェットプリンターのラインナップに新たな製品「D-EA2インク」を追加しました。この新インクは、同社の人気シリーズDGXPRESS(ディージーエクスプレス)ERシリーズに対応し、コスト削減と高品質出力の両立を図るものです。これにより、企業は効率的な印刷プロセスを実現しやすくなります。
D-EA2インクの特長
D-EA2インクは、従来の低溶剤インクに比べて約半分のコストで、最高の印刷品質を提供することを目指しています。インクの単価を低く保ちながら、少量で高画質出力を実現できる新しい技術が採用されています。この新技術により、トータルのランニングコストは大幅に抑えられ、収益性の高いビジネスチャンスが生まれます。また、D-EA2インクは鮮やかな色彩やニュートラルなグレーを表現し、肌色やグラデーションも滑らかに仕上がるため、さまざまな印刷分野に対応できます。
印刷品質を支えるテクノロジー
また、D-EA2インクはRoland Intelligent Pass Control 2.0を搭載したER-642プリンターと組み合わせることで、印刷過程のスジやムラを抑制し、より安定した画質を提供します。これにより、出力されたグラフィックは一層美しく仕上がります。
さらに、純正RIPソフトウェア「VersaWorks 7」を活用することで画像処理もスムーズになります。このソフトウェアは多彩なカラー設定や新開発の16ビットラスタライズ機能により高精細な仕上がりをサポートし、短時間で大きなデータも処理できるため、ビジネスの生産性向上に直結します。
高品質サービスの提供
ローランド ディー.ジー.は、長期間にわたり安心して使用できるよう、充実したメーカー保証や保守契約を整えています。万が一のトラブルには、業界で高い評価を受けているサービスマンが迅速に対応します。D-EAインクを使用中の顧客も、ファームウェアをアップデートすることで、新インクの使用が簡単に可能です。
グローバルな視点からの展望
グローバルセールス&マーケティング本部の本部長、二村 龍吾氏は、「このD-EA2インクは特に広告看板需要が高い地域でのビジネスを支援するために開発されました。DGXPRESSはこれまでに高い評価を受けており、今回の新しいインクはさらに多くの顧客の期待に応えられると信じています」と述べています。さまざまな国々で生じる表現のニーズに応えることは、ローランド ディー.ジー.の責任でもあります。
まとめ
新たに登場したD-EA2インクは、DGXPRESSシリーズのさらなる拡張を意味しており、ビジネスの短納期化やコスト削減、高収益化に貢献することでしょう。今後も、ローランド ディー.ジー.は顧客の声をしっかり受け止め、革新的な製品を市場に届け続けます。