臺東県、FOODEX JAPAN 2025に出展
2025年に開催される東京国際食品展、通称FOODEX JAPANへの出展に向けて、臺東県政府は3月3日に記者会見を実施しました。このイベントは、8社の地元企業と共に行われ、臺東の独自の食材を日本市場に広める重要な機会となります。
臺東県の饒慶鈴(ラオ・チンリン)県長は、「今年で3回目の出展となるFOODEX JAPANは、アジアで最も代表的な食品展示会の一つです。世界中の業者が集まるこの場で、臺東の企業にとって日本のバイヤーと直接触れ合うことができる貴重な機会です」と強調しました。
過去の成功事例
臺東の企業は過去の出展を通じて成功を収めており、「東太陽製酒」や「博雅齋茶園」は日本市場への進出を果たし、特に「秋釀慢慢」は日本の企業とのコラボイベントを実施したことで知名度を高めました。多様な食材とその魅力が評価され、複数のブランドが日本国内での販売展開も実現しています。
スローフード精神の発信
今回のFOODEXでは、臺東の「スローフード精神」を広めることを目指します。県政府は紅藜(レッドキヌア)、小米(アワ)、洛神(ローゼル)、紅烏龍(レッドウーロン茶)など、臺東の特色ある食材を積極的にPRし、特別メニュー「台湾台東ごちそうフェア」を通じて日本市場に浸透させる計画です。
また、流通業者やレストランなど、さまざまな業種との1対1の商談会を実施し、販路の拡大を目指しています。FOODEX JAPANの「臺東ブース」に訪れる人々が増えることで、新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されています。
出展企業の顔ぶれ
今大会には、以下の8社が出展し、紅烏龍茶から地酒、手作りの辣醬(ラージャン)、発酵酢まで、さまざまな食品が紹介されます。出展企業は以下の通りです。
- - 秋釀慢慢
- - 東太陽製酒
- - 薑黃伯樂山野菜香草園
- - 博雅齋自然茶園
- - 允芳茶園
- - 出力釀 Truly Wine
- - Anita’s 辣醬
- - 女兒不懂茶
これらの企業は、日本の市場での販売を盛り上げるため、より深い交流を持つことを目指しています。
今後の展望
臺東県政府は、引き続き地元企業の海外市場進出を支援していく方針です。日本との経済・貿易関係の強化を通じて、臺東の品質の高い商品を世界に広め、多くの消費者にその魅力を知ってもらうことを目指しています。さらに、国際的な場でブランドとしての認知度を上げ、臺東の食文化を愛してもらえるようになることが期待されます。