インバウンド向け和服ブランド「参 mile」の魅力と挑戦

和服の新たなスタイル「参 mile」

三喜商事株式会社が、新しい和服ブランド「参 mile」を発表しました。このブランドは、インバウンド向けお土産店「三喜雑貨」を運営する中で、急増する日本ファッションへの需要を受けて生まれました。特に、海外からの観光客に向けて、伝統的な和服を現代的にアレンジした新しいスタイルを提供することが目的です。

ブランドの背景と理念

「参 mile」（まいる）の名は、創業70年を迎えた三喜商事の「三」を引用したもので、日本文化の伝承のための真摯な志を形にしています。「参」は「マイル」とも読まれ、ラテン語「mille」（千）に由来し、千年以上にわたる和服文化への敬意が込められています。このブランドは、和服の美しさを自由かつ個性的に楽しむことを目指し、日本各地の匠の技術や情熱を融合させて、グローバルに魅力を伝えることを目指しています。

「OHARAME KIMONO JACKET」コレクション

「参 mile」のスタートを飾る商品として、4月18日(金)に発表された「OHARAME KIMONO JACKET」は特に注目を集めています。このアイテムは、京都の大原で女性が行商時に着用していた伝統的な装束からインスピレーションを受けてデザインされています。日常生活の中でも使えるように工夫されており、カジュアルなファッションと容易に組み合わせられるモダンな仕上がりとなっています。

和服の未来を考える

「参 mile」が目指すのは、和服の持つ伝統美をリバイバルしつつ、現代に合ったファッションとして提案していくことです。国境や性別、年齢を問わず、誰もが自分らしく着こなせる和服を展開することで、和服文化の新たな形を構築していく考えです。日常のカジュアルファッションに合わせてオフィスシーンでもプロファイルを保てるようなデザインは、特に旅行者や海外の人々に最適です。

世界に発信する日本の美

「三喜雑貨」では、和服の需要が伸びる中で、今後も多様な和服ラインアップを展開予定です。「着付けがいらない」「旅行中も楽しめる」「ファッション性が高い」という特徴を持つ商品は、インバウンド客だけでなく様々なシーンに対応できるものです。今後、ホテルや飲食店と連携し、観光客に向けた付加価値を提供することで、日本の伝統美をさらに広めていく計画があります。