チノーが環境の日に受賞した緑化功労者表彰
毎年6月5日は環境の日。環境問題に対する意識が高まる中、株式会社チノーがその活動が認められ、令和7年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。チノーは、1963年の創業以来、緑豊かな工場の実現を目指して活動を続けてきました。
チノービオトープフォレストの設立
チノーの藤岡事業所では、2011年に「チノービオトープフォレスト」を整備。このプロジェクトは、地域の里山環境を復元し、多様な生態系を育むことを目的としています。ビオトープは地元住民や学生に開放され、環境学習や憩いの場として活用されています。また、地元の桜の開花時には「さくら祭り」を開催し、地域コミュニティとの絆を深める活動も行っています。
環境学習の場としての役割
チノーでは、ビオトープを通じて環境学習を進めています。地域の小学校とも連携し、定期的に小学生を受け入れて自然学習を行う機会を提供。ネイチャーゲームや昆虫観察などの活動を通じて、子どもたちに自然への関心を高める取り組みが評価されています。
また、地元大学との共同研究では、ビオトープ内の環境データの計測を行い、CO2の吸収量を推定。希少種の保全活動にも注力し、特にアサザやヤリタナゴなどの絶滅危惧種の保護についても力を入れています。
社員参加型の活動
環境保全に向けたチノーの取り組みには、社員も積極的に参加しています。池の掃除や外来種の駆除といった活動を通じて、社員の環境意識を高めています。また、ビオトープを地域とのコミュニケーションの場として位置づけ、誰もが利用できるようにしています。
今後の展望
チノーは今後も地域と共生しながら工場緑化活動を推進していく考えです。周辺の河川や公園をコリドーとして活用し、野鳥が飛び交う緑地を拡充する計画があります。地域住民との協力を深めつつ、ビオトープをより豊かな森に育て上げることを目指しています。
ビオトープの歴史
チノービオトープフォレストの設立以降、チノーは様々な賞を受け、その成果が認められています。2013年に日本緑化センター会長賞、2019年には経済産業大臣賞を受賞しました。これらの受賞は、チノーの緑化活動の重要性を物語っています。
株式会社チノーについて
株式会社チノーは1936年に設立され、計測や制御の分野で事業を展開しています。品質や性能向上の鍵となる温度管理を通じて、産業界に貢献しています。今後も皆様と共に歩み、持続可能な未来のための一翼を担っていく所存です。